![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92974992/rectangle_large_type_2_13b308af1e33be67e80068754a4297ec.jpeg?width=800)
嘆かわしいことが起きても歎き悲しむな
まったく思いも寄らぬ事や、不慮の事態など、嘆かわしい事が起きた時にも、やたらと歎き悲しむべきではない。これも因果で何らか意味があるに違いないと思うようにせよ。あまりに嘆いてばかりいると、かえって心が荒んでくるぞ。
悲しいことが起きたときに、悲しむのは当然です。
それが自然な心の動きです。
むしろ悲しみの中に自分から飛び込んで、悲しみを自分のものにしてしまったほうがよいのでしょう。
それは目の前にある料理を食べてしまうことと似ています。
飲み込んで、消化してしまうのです。
そうすれば、嘆き悲しむような出来事は栄養となって、
人間的な成長をもたらしてくれるでしょう。
いつまでも目の前のお皿に悲しみを置いたまま、
それしか見えなくなるのは、
欲に溺れて我を失うのと同じです。
そうならないためには、悲しんでいる自分を
見失わないようにすることでしょう。
みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。