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何かが壊れて、始まってゆく

「蝕の季節」には思いも寄らないことが起きて
いままでの意識が否応なしに変えられていくことが
起きたりするといわれています。
その時、これまで自分の中にあった「当たり前」が
壊れていくのでしょう。
壊れる、というと、とたんに怖いような気がします。
これは聴いた話ですが
人は病でさえも、それが去ろうとするとき
まったく無意識のうちに恐れを抱くのだそうです。
壊れること、去りゆくこと、崩れてゆくこと
これらのワードに対するイメージこそ
今、大きく変えていく時かも知れません。
それらはいずれも、
新たな始まり、新たな出逢い、新たな構築へと
つながっているからです。
壊れるから、始まる。
去りゆくから、出会う。
崩れるから、構築できる。
この一ヶ月、私たちは、
思いがけない景色を見ることでしょう。

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