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NTN 3/31

精神病を患う母ダイアナと宥める以外できない
父ダンと8ヶ月で死んだから実際は存在しない
ゲイブと天才なナタリーの家族の話。

最初の方はサンドイッチを床で作り始めたり、
精神科医が変になる幻覚を見たりするけれど、
強く狂気は感じない。

しかし、ナタリーが彼氏候補のヘンリーを
連れてきた日、もう存在しないゲイブの誕生日を
祝い始めたところで、ダイアナは幻覚を
成長させ続けていたことがわかる。

ちなみに、私は最初の挙動不審な感じで
入ってきて、ナタリーに翻弄されるヘンリーの
姿が面白くてお気に入り。

精神科医のマッデンは電気治療をしようと
言い、その結果、ダイアナは盛大に記憶を
失う。一方で、忘れたことで精神は安定した。

マッデンは記憶を取り戻し、受け入れてもらう
ためゆっくりアルバムなどを見せていくように
言った。ダンはところどころ捏造しながら、
ゲイブなんていなかったかのように記憶を
作っていく。
しかし、記憶に違和感を持ったダイアナは
マッデンから息子がいた、という話を
聞いてしまい、パニックになってしまう。

ただ、記憶を失って、取り戻す、という過程を
経たからか、ゲイブが死んでる事実を
受け入れられ、ナタリーにも話せたのは
よかったのだろう。

しかし、ダイアナは家を出て、実家へ帰り、
ダンはゲイブを見られるようになってしまう。
ナタリーはヘンリーと交際を続け、
勉強を頑張っている。

ダンは若干可哀想だが、ファイザーの
カスタマー・オブ・ザ・イヤーになるほど
いろんな薬を飲んでもよくならなかったダイアナが
現実を受け入れ、ナタリーもダイアナの
ことを考えずに自分のことを考えていれば
よくなったのがよかったと言える。

たびたび、ダイアナとナタリー、ダンとヘンリーを
重ね合わせているようなシーンが出てくるのが
興味深い。それぞれが相手に抱いている感情が
似ているのだろう。一方で、ダイアナとダンを
見てきたナタリーはああはならないし、
ヘンリーの性格的にもまた違う結果が
生まれるとは思われる。

全体的になかなかの声量で声を重ねていく歌が
多く、キャストたちの歌唱力の高さを感じた。

特に、甲斐翔真は今回のようにロックチックな
曲とかがすごく向いていると思った。

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