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血の婚礼 9/22

結婚式当日に花嫁が元彼と駆け落ちして、花婿はそれを追い、刺し違える話。
自分の中の制約のようなものによって縛られて
いることを表現するためか、
誰もが謎のコルセット状のサスペンダーを
しているのが不思議な演出だと感じた。
それゆえ、制約を投げ捨てた花婿、花嫁、元彼は
2幕になるとしなくなる。

花婿は最初は柔和な青年なのに、2幕になって
激情を開放するのがギャップがすごく、
引き込まれた。
きっと、ヒステリックとも言えるような母親と、そんな母親が惚れるような男の息子だから
なのだろう。
安蘭けいさんの時々パニックに陥る母親の姿は
本当に迫力があって、圧倒された。

逆に元彼はずっと感情むき出しではまっては
いけないダメ男感満載。結婚しても元カノが
結婚するとか聞くと不機嫌になり、結局拐うし。ただ、結局最初から最後まで花嫁を愛してると
いう意味では一途だし、ほんとなんでお前ら
別れた??
あと、木村くん、ヒゲ似合うね、君。

で、身も蓋もないけど、ひたすら流され続ける
花嫁が一番ろくでもない。
花婿にプロポーズされたから結婚しようと
思ったけど、情熱的な元彼に迫られると彼と
駆け落ちし、2人とも死んでも自殺する勇気は
ないから義母に頼む、と自分の人生を全て
他人に委ねている。娘しかいないからか
男がやるような仕事もしてきたし、
男ならよかったかも、というセリフがあったが、男としてはとても生きていけない、
生かしてもらえないタイプだと思う。
あの時代は。

アフタートークは須賀くんと木村くんが
じゃんけんで司会決めてたり、
仲良しで微笑ましかった。
あと、2人で須賀くんが兄で、木村くんが弟で
何かやりたいね、って話をしてた。
確かに、木村くんてちょっとぽんこつで
構ってあげたくなる感じというか弟属性よね。

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