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1時間で背景イラストを完成させる方法...?

イラストレーターのコノハです!

定期的に勉強として〝背景ワンドロ〟をやっているのですが、去年 友人に
「どうやって背景ワンドロ描いてるの?」
と言われたので、私なりの気を付けているポイントをまとめてみました!

1.〝メイン〟と〝空間〟を定める

ワンドロ描き方1-1

まぁ、事前に構図を決めておきましょうという事です。
私の場合ですが、構図がしっかりしていないとあやふやのまま、何が言いたいのか分からない(メインが分からない)/メリハリがないイラストが誕生してしまいます……

ワンドロ描き方2-1

私の場合は時間を計り始める前に、簡単なラフを描いています。

ワンドロ描き方2-2

……えと、自分が分かればOKですよね!w
ラフは大体1~5分くらいでぱぱっと描いちゃってると思います。
後は手元(スマホとか)に資料をいくつか用意して、描きながら見えるようにしておくとスムーズに描けます。
夜空のやつは「天の川」「線路」「踏切」の写真を
ご飯のやつは「茶碗」「豚汁」「サンマ」「湯呑み」の写真をいくつか用意してから描き始めました。
これら準備で10分~30分くらいかかっちゃいますが、知らないものは描けないので!必須です。
資料収集は合間時間とかにやっておけばいいかなーと思います。

2.明暗をはっきりさせる

ワンドロ描き方1-2

明暗……光と影ですね。
暗所と明所がはっきりしているイラストの方が映えると思います。
また、
イラストを見た時に明るい所の方に視線が行く
暗所は潰れてしまう
という理由で暗所は描き込まなくてもそれっぽくなる為、時短に繋がります。
同じ理由で、メインは明るい所に置くと良いです。
この明暗の描き分けがしやすいのは夜空と夕焼けです。昼/明るい場所の場合は影を利用すると良いです。

ワンドロ描き方2-3

3.ツールを使いこなす

ワンドロ描き方1-5

使ってるお絵描きソフトや画材には、時短できる方法が隠されてます。
私が使用しているのは CLIPSTUDIO ですが、こちらの場合は、
ブラシの厚さを調整して、簡単に柱作ったり……、図形ツールを駆使すれば茶碗とかも錬成できます!
あと、個人的には厚さを2~5くらいにしてブラシの向きを「線の方向」にしておいたエアブラシを作っておくと、画像の右上のような描写感?が薄れてよいです……。

クリスタさんはブラシ素材を使う事で色んなブラシが作れますが、ブラシ素材使用のブラシは処理が重いので、早さを求められるワンドロ時はお勧めしません。個人的に……。
私は大抵、「ベタ塗りペン」と「エアブラシ」(他、選択範囲ツールと線/図形ツール)をメインで使ってます。
葉っぱとか雲とか、ブラシ素材有りの方が早くそれっぽく描けるやつや、質感を与えたい場面では「墨にじみ濃」(名前違うかも…)と「エアブラシのにじみ」を使ってます。どれも初期で入ってます!

ワンドロ描き方2-4

それから加工も機能任せです!
私はラスト10~5分くらいで色味の調整を兼ねて加工作業をします。

ワンドロ描き方2-5

あくまで私の場合ですが……。
レベル補正とグラデーションマップはさくっと色調補正してくれるので便利です。
レベル補正は編集の色調補正からでもできますが、それだと画像を統合しないといけないので、色調補正レイヤーを追加した方が処理が軽いです。
時間がない場合は暗所(影)に寒色(青とか)/明所に暖色(オレンジ系)をエアブラシでぶわーとおいたレイヤーをオーバーレイかソフトライトで合成すると明暗のメリハリが協調されます。

まとめ

大体こんな感じですかね?纏めます。
①〝メインと空間〟〝明暗〟を事前に決めておく
②〝メイン〟ははっきり描く
③使ってるソフト/画材を使いこなして最短ルートを探す

ぶっちゃけ、ワンドロ時は時間なさ過ぎて頭蒸発するので、色々考えてる暇ないです……。
でも、時短の裏技や便利な機能が発見出来て楽しいですよ!

文字見ても分かんねぇやって方は是非、YouTubeに作業工程を撮影した動画を上げてますのでそちらをご覧くださいませー!
https://www.youtube.com/channel/UCAW3WgGHMAQGTpWkfEtJXyw?view_as=subscriber

一先ずおわり!
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