見出し画像

#32 涙の数だけ ~600文字作文~

皆さんこんにちは。お久しぶりです(*- -)(*_ _)ペコリ

とある国立大学に通う医学部生 kou です。

緊急事態宣言に伴い、物思いにふける時間が確保できるようになったので、600文字作文を再開しようと思います。

人は平均1秒あたり10文字ほど読め、

600文字だと1分でサクッと読めるそうです。

今日も皆さんの1分を頂きます(*- -)(*_ _)ペコリ


#32  涙の数だけ


涙の数だけ強くなれたら、人はどのくらい強くなるのだろうか。

ひねくれている私はそう考えたことがある。



そもそも涙の「数」って何だろう。

涙の「量」なのか、「回数」なのか。

流石にそこまでの議論はしない。


画像1

ところで皆さんは、

泣いて泣いて、涙が止まらなくなった経験はありますか。

振り返ってみて、その時から強くなることが出来ましたか。


『涙』

不思議な漢字ですね。


過去は水に流し、明日は明日の風が吹く

有名な言葉です。

前向きになれます。

『涙』も似ているところがありますね。


画像2

「水を戻す」

人の身体の中では血液がとめどなく循環しています。

循環する過程で必ず古くなったものが出来ます。

それを尿として排泄します。


「尿意をもよおす」というように人は意識的に古くなったものを捨てようとします。



では『涙』はどうでしょう。

涙があふれる

涙をこぼす

ある種「無意識」に起こるものです。


体内の古くなったものや要らないものが溢れ、

一杯になってしまったため涙として外に出す。



そして新しい「水を戻す」。


確かに強くなれる気がしてきました。

新しい自分が誕生した気がします。


画像3

泣く場面は人それぞれです。

悲しい時、嬉しい時、苦しい時、つらい時、情けない時。

自然と溢れるものを無理に止める必要はありません。



「なんでだろう、涙が止まらない」

いいんです。

あなたにとってその量、その回数が必要なものですから。



ダウンロード

泣いている人がいたら、抱きしめてあげなさい」(映画『糸』より)
(600文字)


サポートしてくださる方々の存在は偉大です! もし何らかの形で貢献することが出来ましたら、、、💦 カフェイン代を恵んでください(笑)(*- -)(*_ _)ペコリ