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#27 エンドロール ~600文字作文~

皆さんこんにちは。

とある国立大学に通う医学部生 kou です。

人は平均1秒あたり10文字ほど読め、600文字だと1分でサクッと読めるそうです。
今日も皆さんの1分を頂きます(*- -)(*_ _)ペコリ


#27  エンドロール


映画の世界はフィクションだが、

観ている間は本当に自分がその世界にいるように感じる。


不思議だ。


泣き

笑い

怒り

喜び

心が自然と動かされ、没頭する。

それが映画だ。


エンドロールは物語に関与しないが、

映画の世界と現実の世界とをつなぐ重要な架け橋である。



YouTubeが主流となり、

人々は手軽に娯楽を手に入れることが出来るようになったが、

同時に失うものも出てきた。



考えてみよう。


今何人の人とこの動画について語り合えるだろう。



感動は一瞬。

リアルタイムだからこそ共有できるものがある。

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WBC決勝の日韓戦。

チャンスでバッターボックスにはイチロー。


あの今にもテレビから飛び出してきそうな、

鮮やかなセンター返しに何人の人が声を出して喜び、感動したか。




ダウンロード

映画は、観る人全ての共同作業によって完成する。

物音ひとつしない暗闇

一斉に飛び交う笑い声

そういった要素全てがリアルであり、

リアルタイムだからこそできるものである。



最近思うことがある。


「果たしてフィクションは存在するのか」


今まで「映画の世界」と言ってきたのに何を今さら。

確かに。


ただ、現実ではありえないとは言い難い。

ある意味、監督や脚本家が頭の中で作り上げることが出来た世界。

言うなれば「ありそうな世界」である。


自分にとってのフィクションは、

誰かにとってのノンフィクションかもしれない。

ありえないと決めつけるのは、まだ早いかもしれない。



エンドロールは、そういうことを考える時間に最適な長さである。(600文字)


サポートしてくださる方々の存在は偉大です! もし何らかの形で貢献することが出来ましたら、、、💦 カフェイン代を恵んでください(笑)(*- -)(*_ _)ペコリ