姉×2(2021.7.29)
部屋探しをしている。
来年の就職を機に、職場の近くに引っ越すのだ。
やっと念願の都会に住めるので、それはもうワクワクしながらスーモにしがみついて部屋探しをしている。間取り見るの楽しい!
けれども、やっぱり理想通りの部屋っていうのは無いんだな。無さすぎて、逆に良さげな物件を見つけた時に「本当に大丈夫か?!」と変に疑ってしまう。
そもそも、部屋を借りることに関する知識が全くなく、最近になって敷金、礼金、管理費、共益費等々の存在をはっきりと認識した。これがまた結構かかるんだよ……!
今はいろ〜んな人に相談しまくって、とりあえず予算圏内、敷金礼金無し物件を永遠と探している。でも、こうやって黙々探す時間って嫌じゃない。むしろ、オラ、ワクワクすっぞ!
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今日、ひっさびさに姉と電話した(部屋探しの相談)。ひっさびさ、ていうか、初めて電話したかもしれない。私と姉は8歳離れていて、物心ついた頃にはなんだか遠い存在だった。姉も、私のことをここ最近まで3歳くらいだと思ってたんじゃないだろうか。私が中学に上がる前に、姉は大学進学とともに県外へ出たのもあって、一緒に住んでいた時間は実質めちゃくちゃ短い。
だから、お互いが程よく成人になった今になって、やっと姉妹らしいことが出来ている気がする。
それでもやっぱり、姉に会うと少し緊張してしまうのだ。でも、その倍くらい妹モードも出てしまうぜ。
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私には姉が2人いる。
姉2人は、めっちゃくちゃ仲が悪い、というか、もう本質が合わない。根本的に気が合わないのだ。世の中にはそう言う家族もある。
その2人のなんとも言えない様子と、その空気感に振り回される母の様子を幼い頃からひっそり眺めてきた私は、2人と母にどう接すればいいのかをなんとなく理解して成長した。「妹」という立場をめちゃくちゃ利用しているな、と感じることもある。ある意味、家族の中では一番気楽な立ち位置かもしれない。めちゃくちゃ気を遣わなくてはいけないことには変わりないけど。
でも、ここ最近の姉の結婚を機に、流石に姉2人ともいい歳した大人なので、ちょっとした和解会をしたようである。前よりは表面だけでもコミュニケーションできるようになったのかな。それでも2人の間には独特の気まずさが流れていることに変わりない。少し踏み違えば爆発してしまう地雷のようなものがあちらこちらに存在している。それらを踏み抜かないように、いかに立ち回るかが私の得意技かもな。
一方で、姉達に頼るのはめちゃくちゃ楽しい。一緒に部屋探しするの楽しい。年上からアドバイスとか貰えると嬉しい。こういう時、「あぁ、私はやっぱり妹なんだな」と思う。
せっかく妹とという立場なので、あまり甘えられなかった幼い頃の分も含めて、これから姉に甘えていこうと思います。
いい部屋見つかりますように!
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