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理不尽とたたかうあなたへ(101)

こんにちは、紺野うみです。

101回目以降の毎ちょこでは、これまでのTwitter過去投稿にまつわるコラム以外にも、新たにこんな企画も盛り込んでいきたいと思っています。

それは「○○なあなたへ」という、紺野うみから捧げるお手紙プロジェクト。

世の中や身近で見聞きした話を元に、「今、いろいろな状況に置かれている方」に向けて、伝えたい熱い想いをお手紙としてしたためて、noteという小瓶に入れてWebの大海に流してみたいなと。

これまでたくさんの記事を書いてきましたが、私は「必要な人のもとにそれが届いた」というありがたい瞬間にたくさん出会ってきました。

「今の自分に必要な言葉でした」「たまたま読んだものが心に沁みました」——そんなお返事を返していただける度に、ほんの僅かであったとしても、誰かの人生のお役に立てたことがとにかくうれしかった。

そういった経験からも実感し、繰り返し伝えているのは、やはり言葉というのもひとつの「ご縁」なのだということ。

誰かの人生のためにそっと背中を押すような手紙を書いて、それがいつか「ご縁」の力によって、必要な人のもとに届くといい……そう願っています。

今日は「理不尽とたたかうあなたへ」、想いを書き留めました。


理不尽とたたかうあなたへ

前略――あなたを取り巻く環境が、今まさに辛く苦しい理不尽を与えていると、風の噂で聞きました。

大変な状況の中で、きっと体や心を疲れさせているのではないでしょうか。

私がまず一番に心配しているのは、外から受けた傷によって、あなたが一方的に打ちのめされてしまうこと。

辛いときは辛いと、苦しいときは苦しいと、誰かに吐き出せていますか?

弱音をこぼすことのできる、信頼できる相手が、どこか身近にいるでしょうか?

もし、今すぐにそのような人が居なくても、落ち込まないでくださいね。

この手紙が「必要とするあなた」に届いたのだとしたら、きっと私が、その相手だということでしょう。


休憩所はありますか?

人生の中で何かに立ち向かうためには、あなたの身近などこかに、味方のいる「休憩所」が必要なのです。

RPGの世界にだって、勇者が敵とのたたかいの合間に立ち寄る「町」が、必ずありますよね。

たたかう人や立ち向かう人には、HPを回復したり、剣や盾などの装備を準備したりする場所が、誰にだって必要なのです。

それが不十分なままがんばり続けているとしたら、くれぐれも無理をしないこと。下手をするとどこかで行き倒れてしまいかねませんから。

疲れ果てているとき、傷が痛むときは、それを素直に癒してあげる時間も必要です。

あなたの心の緊張がほぐれ、気持ちが紛れるような「好きな物」「好きな人」「好きな事」に触れるひとときも作ってあげてください。

あなたが自分のために、理不尽に立ち向かうことができるとしたら、きっと傷を癒したその後でしょうから。


怒りや憎しみに染まらないで

もし、あなたにまだ理不尽とたたかう力が残っているとしても、どうか心を怒りや憎しみだけに染めてしまわないでください。

どんなにひどい仕打ちを受けたとしても、同じようなことをして仕返しをしてしまえば、あなたはその相手と変わらぬ土俵に立つことになってしまいます。

ひどい人がいるとしても、同じ場所には堕ちたくないと思いませんか?

あなたが、自分の心にも神様にも「恥じない行い」をしているなら、絶対に「大丈夫」なのです。

たとえ、その場所ではそれが踏みつけられたとしても、あなたの信念が消えてしまうわけではありません。

正しい努力は、誰かが見ていたり、もし人が見ていなくとも目に見えない存在が認めてくれています。

大切なのは、その状況から「何を学び、何を得て、そこを卒業するか」ということなのではないでしょうか。

世の中にあるものには、善いこと悪いことどちらにも「理由」があるものです。

あなたがその荒波にさらされているのだとしたら、きっと大切な「学び」か「お役目」が裏側に隠されているはず。

「学び」の場合は、その場所や人が、あなたの魂が成長するために必要としている「乗り越えるべき壁」だということ。

「お役目」の場合は、その場所や人を、あなたの魂の力であるべき姿や方向に「正してゆくべき改革の地」だということ。

理不尽を前に怒りや憎しみにばかり囚われてしまっていては、冷静さを失って、本当に見つめるべき「裏側の意味」に気がつくことができなくなってしまいます。


冷静に「裏側の意味」を見極めて

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