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私がみてきた韓国のオーガニック無償給食

〜報告会の番外編①〜

8回目となる予定だった報告会は、延期となり
9回目(の打ち合わせ)は流れ
10回目は、キャンセル。。。

現状では開催が難しいので、

私が、これまでの報告会でどのような内容の話をしているのか?

少しですが紹介したいと思います(^^)

★ ★ ★

こちらの写真は、

右:カジェウル中学校(公立)栄養教諭さん
左:西大門区役所 社会的経済課
  チョン・ウンジャさん

と、パシャりしたもの♪

私が訪問させていただいた学校の栄養教諭さんは、
ご覧の通りお若い女性でした。
韓国では、若い栄養教諭さんが数多く活躍されているそうです☆

そして、調理現場にいらっしゃるのは
比較的ベテラン主婦のかたが多いとか^ ^

これは、韓日共通なのだな〜と、

こんなところでも、親近感を覚えました。

献立を組み立てるのは、若者
現場で調理にあたるのは、ベテラン

時に、軋轢が生じることもあるそうですが
必要なことは「きちんと意見を伝える」!

この単純なことが、韓国社会では生きていると体感しました。

「国民性」って言葉、あんまり使いたくないけど。。。(^_^;)

自分の意見を抑えてしまったり、
周りの同調圧力に屈しがちな日本人

と、よく他国の友人は言うので
まずは「声をあげる」こと!

でも、声をあげる=批判する

のイメージではなく、現時点で
・できていること
・日頃、感謝していること
なども、大いに伝え合って〜(^^)

建設的な話し合いの場を
それぞれの地域で設けていきたいものです!

さて!

(左)区役所・主務官チョン・ウンジャさんのお話。

なんと彼女は、元々は区役所職員ではなかったそうです!

地産地消の安全な給食を求める運動をされていた中心メンバーのおひとり。

そう!

つまり韓国では「市民運動の中心人物が、行政に直接関わる」というシステムが機能しているのです。

市民運動の大きさ=市民の関心の高さ

を、示しているわけですから

運動の中心メンバーというのは、
「その分野に精通した人物」であり
市民の声を反映させられる可能性が高い人材でもあるはずです。

そんなメンバーが、正規の公務員として
自分の専門分野をフルに生かして
行政の1ピースになり、
長らく公務員として働いてきた人たちと共に汗を流すシステムが機能しているなんて〜

私コレ全く知らなくて(笑)

けっこう衝撃的でした!^ ^

彼女は現在、自分の専門分野である学校給食や公共的な給食を担当しています☆

(※「公共的な給食」…幼稚園、保育所、福祉施設、区役所の食堂などを指します。)

死ぬまでに、もう一度会えたらいいな♪^ ^

ちなみに!

ウンジャさんのような公務員(正規扱い)は、
韓国全土で130名程度いらっしゃるそうです。

(内40名が専門スタッフ。分野としては「福祉」「エネルギー」「青少年」などがある)

5年契約(延長可能)の正規公務員。

週35時間労働(「超過勤務は…(笑)」という状況も、親近感w)

こういった人材確保の背景には、
2010年の選挙時に「福祉の拡大」を、政策にうたった自治体の長が多かったことが。

しかし、「政策」を立てられる専門性の高いスタッフが少ない!

そんなわけで、市民運動の中心メンバー達が採用されたことがありました^ ^

いま日本では「韓国のオーガニック給食」というと、どうしても生産や流通などの分野に目が向けられがちです。

しかし、この制度を理解すると共に
「日本でも安全な給食を!」
と言うのであれば、まずはやはり政治に目を向けなければなりません。

「政治」と聞いて、自分には無縁の世界に思える私のような一般人は、一緒に声をあげること。

まずは、話し合うことから始めてみませんか?^ ^

話し合いの場が、市民の憩いの場になることも目指して☆

『空知の給食を考える会」は、発足します♪

最後になりましたが、韓日だけでなく地球上のすべての皆さんが、いま世界を覆っているたくさんの脅威から解放されますように。

よろしければ1ドリンク~のサポート、よろしくお願いいたします☆