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レッチリとアメリカへの憧れ

最近でたレッチリ(Red Hot Chilli Peppers)のBlack Summerという曲が非常に良かったです。もうめちゃくちゃレッチリって感じの曲でした。

なんだかんだレッチリがずっと好きです。中学生から聴き始め、当時は父のパソコンでiTunesで曲を買ってたくさん聴いていました。Youtubeに載っているライブの映像を見て、静かにテンションめっちゃ上がってました(そこでRockerとかになる!とか考えないで良かった、、笑)。高校生になり、周りでレッチリを知っている人がいると嬉しい反面、「今更か、、」と少し曲がっていました。好きなのに。大学生になっても、メインではないけどたまにレッチリを聴いてホクホクしています。


なぜ、こんなに(形と程度を変えながらも)好きなのでしょうか。

多分それは、

レッチリは、自分のアメリカへの憧れそのものだったから

です。

レッチリは、カリフォルニア州出身のバンドだそうです(Wiki情報。ちなみにメンバーにカリフォルニア出身はいないです笑)。
それも納得できて、乾いた曲調、どこかクレイジーっぽい雰囲気がかなりあります。
なので、カリフォルニア州でのライブの映像もあったりしますが、天気も良く「The・アメリカ西海岸」っていう感じがします。

そんな雰囲気に、中学・高校の時には漠然としながらも強い憧れを抱いていました。
「留学したい」「将来はこういう所に住みたい」「こういう所で仕事をしてみたい」と(今よりもさらに)子供ながらに思っていました。

なので、英語を勉強しました。中学校・高校とほぼ毎日英語の勉強だけはしていました。一年浪人の末、英語が有名な大学に入学できました。大学に入ると、夢であった一年間の留学の切符もなんとか手にすることができました。

それでも、渡航予定の3ヶ月前に、コロナで留学が中止になりました。その瞬間、漠然としたアメリカへの憧れは、「将来」「仕事」「就活」「現実」という言葉の到来とともになくなってしまいました。自分でも不思議なほどに。

おそらく興味が違うことに移ってしまったのでしょう。その後は、本当に海外・アメリカに全く興味がなくなってしまいました。
一応自分も原因を考えました。その時の自分は「留学に目的がなかったから」と結論づけました。漠然とした憧れしかなく、特にやりたいこともなかったので、流行りの「なんのためにそう考えるの?」という思考のフィルターをかければ一瞬で留学への思いは消えたのです。


そんな自分だったのですが、最近レッチリを聞いて、またあの時の漠然とした憧れを思い出した気がしました。


万物に対して、「なんのために?」「なんで?」問うてしまうような世の中、そしてそれに染まってしまった自分が本当に情けないです。



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