トルコ旅行(7) ヒエラポリス遺跡&石灰棚
パムッカレにある、ヒエラポリス遺跡と石灰棚です。
石灰棚は、ここで涌く温泉水が山肌を流れて、温泉成分の石灰分が山肌に沈着して白く固まった奇景です。山の一面が白く覆われていて、晴天に映えて眩しい位。地名でもあるパムッカレは、綿の城と言う意味だそうですが、あまりにも広大なので雪山のようです。
現在は温泉の湧出量が激減してしまっていて、しばらく温泉水が流れないと石灰成分が茶色く劣化してしまうため、現地スタッフが定期的に温泉水を流す場所を移動させて、この白い景観を維持しているそうです。
奥の方の一角には、靴を脱いで入ってよいエリアがあります。勿論私も足を踏み入れてはみたのですが、岩肌がツルツル&ヌルヌルで物凄く滑りやすく(実際に転んでいる人もちらほら)、白い岩肌の所まではとてもたどり着けず、途中で断念しました。温泉の湯はぬるめでした。
ヒエラポリス遺跡は、紀元前2世紀の古代都市の遺跡です。石灰棚に向かう歩道と途中で、なだらかな丘の上にある石の建物群が見えています。高台の立地なので、見晴らしはよさそうです。
近くにはヒエラポリス博物館があり、洞窟のような空間に、石棺や石像などの石の彫刻が大量に陳列されていました。
通りの端に唐突に置かれた大きな鶏のオブジェは、この地域で有名なデニズリ雄鶏の姿です。世界一長く25秒も鳴き続けることで、ギネスブックに登録されているとか。
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