日本人の祖先が関わった新石器の出現
世界では、紀元前9000年に北西ヨーロッパや西アジアで局部磨製石器が出現したと言われている。
ところが、この日本列島では、世界ではまだ後期旧石器時代に当たる3万〜4万年前に既に局部磨製石斧が作られていたようで、群馬県岩宿遺跡、栃木県磯山遺跡、長野県野尻湖遺跡群、東京武蔵野台地の栗原遺跡、千葉県三里塚など実に55ヵ所もの遺跡などから出土している。
だいたい旧石器はホモ・ハビリスからホモ・エレクトスあたりまでの旧人類により200万年ほどの間、ほとんど変化することなく作られてき