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特に用事のない東京ひとり旅

東京とかいう手ぶらでも行けるような場所に行くことをひとり旅と呼ぶのも少し抵抗があるが、久しぶりに特に用事もないのにふらっと1泊してきたので旅としておこう。 

東京に行くと言えば何か用事があるのが普通だから、まるっきり観光目的で出かけたのは2年ぶりだった。
仕事を納めた日の夜行で向かったが、そろそろ夜行もキツいかもしれない。体力的にも、社会的(?)にも。あとこんなに旅行好きなのにいまだにネックピローを持っていないのも問題な気がする。とにかく荷物が多いと萎えるのだ。今回もトートバッグひとつで行った。ランドセルの時分からとにかく荷物が軽く、荷物の軽さだけが己の取り柄だと思っている。

さて、いくら用事がないと言っても、近々行きたいと思っていたところがいくつかあるから行ったわけで、その筆頭が麻布台ヒルズ。

ヘザウィック
人!工!地!盤!

ええなんか……
死後の世界?

この中央庭園、キラキラしてるという意味ではなく、生きた心地がしないという意味で、まるで天国のようだった。

ちなみにタワープラザのNOSE SHOPのお姉さんが知識も豊富で神接客でした。

翌日吉祥寺に行ったら人間が地上を歩いていてほっとした。


もう一つは、目黒教会。

レーモンド

この光の入り方。

聖壇の後ろのパネルは、絵画が描かれる想定だったらしい。
未完成ってそれだけで心がくすぐられるの何故だろう。

そしてこの天井の現れ方。のっぺりとはしないものの、厳しさもない。優しく包み込んでくれるような教会だった。


せっかく目黒に行ったので、ずっと行きたかったホテル雅叙園の百段階段へ。

HOLIC!?

エレベーターから天才すぎて悶え苦しんだ。

入ってすぐのところにいた猫魔。
これね、写真も良いんだけど、実物が良すぎて結構泣きそうになった。
なんっっだこの美しさ、不気味さ、かっこよさは。
よねやまりゅう先生。天才ですか。

私は伊東忠太の異形ファンなのでこれはだいぶブッ刺さった。

モノノ怪好きな人は好きそう。モノノ怪見たことないけど。(ないんかい)

それぞれの部屋の展示も面白かったので興味ある方は是非。


目黒シリーズ。目黒はとんかつが有名?らしいので「とんかつ大宝」へ。

ロースカツとヒレカツの違いがよく分からないので適当にロースを頼んだら、そのあと聞こえてくる注文が全員ヒレで不安になった。
ロースの方が脂身が多くてカロリーが高いらしいね。そんなことが気になるならカツ食うな。でもひとつ勉強になった。※22歳。知らないことが多い。

カウンターで隣に座ったおばあさんがディナーメニューを見て悩んでいるので、おせっかいで「ランチメニューはこっちですよ」と言ったら、「厚いのが食べたいのよ」とめちゃくちゃグルメなおばあさんだった。77歳らしい。たくさん話してくれて仲良くなった。生姜焼きを夫婦で900g食べるらしい。一晩で。好物はマヨネーズらしい。#元気で何より


2日目は大好きな吉祥寺へ。

住宅街に紛れる雑貨屋さん・四歩(しっぽ)
ギャラリー併設の旅の本屋さん。
ロンドンフリーク御用達カフェ。
赤い飲み物
東京すぎるサラダ
ずっと、ちょっと変なまち

吉祥寺のお店は、入ったらみんないらっしゃいませじゃなくて「こんにちは〜」って挨拶してくれる気がする。気のせいかな?こんにちはだとこっちも挨拶を返しやすいから好きだな〜。おかげで散財してしまう。

そろそろほんとに帰りましょうねと思ったら、台湾胡椒餅の専門店があった。おい、笑える。

しっかり

これは別の駅だが、ホームレスのおじさんがとっても気持ちよさそうに寝ていた。

完。

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