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雑であれ
気持ちが軽くなったのか、謎のプレッシャーから解放されたからか、ブログを書くことへの力みがなくなった。
娘が一歳になり、育児へのスタンスも出来上がってきた。私の場合、題名の通り、雑であれというスタンスだ。新生児のときは、命を預かることへの責任感から、とても神経質になっていた。とにかく、ちょっとしたことで娘がいなくなってしまうのではないかという恐怖心が常にあった。
それが一年経てば、あのときの神経質さはどこへいってしまったのか。
気をつけていることもあるが、それも最低限で、基本は大雑把だ。
ご飯も最初は喉に詰まるのではないかと、みじん切りにしていたが、今はまぁ、食べれなかったら出すでしょという感じで適当だ。娘もそんな母親と一年の付き合いになるので、口に入れてみて、無理だなと判断したら、べぇと出している。
味の好みや気分があるのか、理由もなく、口から出されることも1日1回はある。最初の頃は何故、食べないのか、色々と考えたり、試行錯誤していたが、今ではもう気にすることもなくなった。
大人でも好き嫌いや気分もあるし、食べたくないときもある。ましてや一歳の子供なら尚更だよねーと思い、食べたかどうかを気にすることをやめた。ただ、しっかり完食したときは、リアクションをとるようにしている。
面白いもので、一歳でも反応は欲しいらしい。とても喜ぶので、何でも繰り返しすると、突然、すんと冷めて、何ですか?みたいな顔をするときもある。私だってリアクションが欲しい。
薄々、わかってきたのは、これから人間同士の付き合いが始まるのだということだ。
気に入らないことや、自分の思うようにいかないとき、あー!!と声を出して抗議してくるようになったし、泣いて意思表示することも覚えた。
娘のなかに人格が形成されてきている。私にも人格はあり、ときには衝突することもあるだろう。
育児本や教育系の本などを読んでみたが、イマイチ自分のなかで響かず、まぁ生きて、元気ならいいやということに落ち着いた。
よくよく考えたら、母親である私も雑に育てられて、ここまで大きくなったのだから大丈夫だろうと結論づけた。
これから、どうなっていくのか楽しみであり、ちょっと怖い気もするが、どうにかなるだろうと楽観的に構えている。
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