男の婚活と女の婚活どっちがしんどいのか問題-2

前回の続き

次に男が婚活しんどい要因のその2

女性に尽くすことが前提とされている(例:お見合いだったら早めにラウンジに来て席を確保しておく・ご飯やデートの時はうまく女性をエスコートする)

について語る。

婚活においては男はお金だけでなく、段取りやエスコートにおいても女性をもてなすことが求められる。

正直僕もびっくり仰天したのだが、なんと相談所では男はホテルのラウンジが込み合っていて席が取れないときのためにあらかじめ30分前ぐらいに来て席をがっちりと確保しておかなくてはいけないらしい。

お茶代をおごるだけではなく、席まで確保しておかなくてはいけないなんてもうそれはただの奴隷ではないか。

先輩後輩関係でいうただのパシリである。

まだ先輩のパシリならまあその代わり奢ってくれるということになるだろうが、お金まで払わされるとなるともうなんとも形容しがたいわけのわからない歪な関係と言わざるを得ない。

婚活である以上、両者結婚したいという思いでその場に来ているはずで対等な関係だと思うのだが、

婚活特に結婚相談所の世界ではこの男女平等という考え方を異常に嫌う。

つまり前の記事でも書いたが非常に保守的な世界なので、あくまでも男がもてなす側、女がもてなされる側という構図をかたくなに守り続けている。

これはどう個人が問題提起して崩そうとしてもそう簡単に崩れるものではないので正直婚活を始めた時点である程度はあきらめるしかない。

崩せるとしたら婚活男性が一斉に手を組んで婚活からボイコットし、「結婚して欲しいのなら従来の制度を撤廃しろ」と声高に叫ぶしかないのだが、まあ男はそんなことはしないだろう。

エスコートにしても一緒で、食事までこぎつけたとしても男はレストランのチョイスから当日のお店までの案内、メニューのチョイスから注文の仕方、ドリンクのお替り、会計の仕方など様々なポイントで審査されており、いったい何時代からこんな力関係になっているのかわからないが、1回時代を巻き戻してスタート地点に戻って一から婚活のルールをもう一度決めてくれと言いたいぐらいだ。

ただ、これは結婚相談所での話だ。

他の方法での婚活、例えば婚活パーティーや婚活アプリ等では男女の間に第三者の業者が介入しないため、こうしないといけないといった明確なルールは存在しない。

しかしそうはいっても暗黙の了解というものは存在する。

結婚を前提にしていると男は弱いもので、決まってないからと言って婚活で縁があった女性となかなか割り勘にはできないだろう。また、デートにしてもやはり男側が女性に審査されているという力関係は存在する。

繰り返すが、結婚を前提にしている出会いと結婚を前提にしていない出会いは全くの別物である。

前提にしていない出会い、例えば街コンや合コンでの出会いであれば男側も何の責任もないのでその人の好きにやればいいと思う。

しかし、前提にしているところで出会ったのであれば男は結婚することで負う責任を婚活の場で疑似的に負うことになる。

その1つが養うということで、男が割り勘にしようもんなら

え、この人結婚したくてここに来てるのよね?なのに割り勘ってどういうこと?

となってしまうわけだ。

よって婚活の場においては

経済的にも精神的にも男のほうがしんどい

と僕は思っていた。

じゃあなぜそこからいや、実は女の婚活のほうがしんどいんじゃないかという考えに変わったのか。

それを書いていこうと思う。

続く


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