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小鳥がさえずる時間軸で暮らす
いくら楽しくても、タメになっても、そこから来るインプットが多いと疲れてしまう。
今朝は起きるなしにカラスの喋り方について調べていたが、そのインプットのみで頭の中が満たされて、疲れていることに気づいた。
しかし散歩へ出向き、個人的にちょっと怖いカラスにも可愛さを見いだせたので、結果的には良い時間だったのだが。
最近は何かとインプットが多かったので、その量を見直そうと思う。
というより、解像度を深める対象を絞る時期…つまり質に目を向ける時期に、もはや来ているのかも知れない。
「自分が深めたい知識・経験のある領域はどこだろうか?」
「その深める時間で得られるはずだった他の知識を、捨てる覚悟はあるだろうか?」
しばらく考えては思い出し、また様々な情報の波に呑まれては忘れ…を繰り返している。
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そこで最近心がけているのは、「小鳥がさえずる時間軸で暮らす」こと。
ゆっくり・マイペース・穏やか…などより、自分の腑に落ちて分かりやすい表現だった。
ウグイスやキビタキなど、とりわけ美しい音色がする鳥の鳴き声を聴きながら歩くとき、誰もがきっとゆっくり歩いているはずだ。
意図せず早足になったり、アップアップになりそうな時は、「この姿を見て、小鳥は横で鳴きたくなるだろうか?逃げはしないか?」と問うようにしている。
するとたちまち、心が落ち着きを取り戻す。
落ち着いた心は、京都の橋桁から生えてきたあの「ド根性松」のように芯をしっかりと持ち直しており、情報に対する取捨選択ができるようになっている。
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