日本のマスメディアの問題について

以下の投稿は、2023年5月28日に私のツイッターで行ったものの再掲です。https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1662765770370330626

同年3月29日に既に一年以上続いていた衆院憲法審査会の「毎週開催」の中で、現行の憲法規定を蹂躙し(=違憲の解釈)、立憲主義に反する空前の暴論が繰り返されていたことをオフレコ会見の中で根拠を持って批判した私に対し、産経新聞やフジテレビなどが切り取り発言で攻撃し、さらに、それに対する私の抗議発言に対して、今度は政府自民党から圧力を受けるなどした朝日新聞などが「テレビ局への威圧行為」などと攻撃してくる事態となりました。

そうした事態は、私が5月3日に衆院憲法審の暴論、暴挙を具体的に論証するツイートとNOTE投稿を行うことで、各メディアや維新馬場代表、国民民主玉木代表などからの攻撃は水を打ったように一気になくなり、鎮静化していました。
https://note.com/konishi_hiroyuki/n/n923a5415e029

一方で、5月27日になって週刊文春のオンライン記事が、当時の産経や朝日新聞の私への攻撃を今更ながらに煽るような記事を書いてきました。https://bunshun.jp/articles/-/6289

上記の5月28日のツイッターへの投稿は、これに対する対抗言論として行ったものですが、当時から現在に続く日本のメディアの深刻な問題を具体的に指摘したものとして、再掲するものです。
  

【以下、2023年5月28日のツイッターの再掲】


(週刊文春の記事は)まるで意味不明な記事ですが、衆院の憲法審の毎週開催を批判した件において、私は産経と朝日に喧嘩を売ったりしてはいません。両者の報道による名誉毀損の被害者として記事の訂正を求め、あるいは抗議をしただけです。

産経にはオフレコ会見の切り取り発言の報道に対し、名誉毀損の被害拡大を防ぐ緊急措置として、せめて発言の真意の説明の追記(=衆院改憲派の憲法・立憲主義への違反の具体的説明など)を求めただけです。

なお、この産経記者とはその数日前に同様にLINEで別の記事の訂正を求め、その時は社として真摯な対応を受けていたのであり、本件にだけ編集権の介入などと執拗に党幹部の記者会見などで絡む(訴える)のは明らかにおかしい(報道の域を超えた行為)と言わざるを得ません。

また、朝日については一部の見識等に欠ける記者らのために産経と同様の切り取り報道をしたフジテレビへの抗議について「放送局を威圧する発言」などと誹謗中傷され、それに対して正当な抗議をしただけです。

なお、このフジテレビへの抗議は、フジが集団的自衛権容認の国会審議の核心論点を報道していないという放送法違反(=多角的論点報道の違反)を指摘した上で、こうした偏向報道の問題は何人もBPOに提起できるという当たり前のことを述べたものでした。

そもそも、BPOは偏向報道を止めさせるためテレビ界が自ら設立した機関であり、これを「威圧」とするのは明らかに筋違いであり、むしろ報道界の自殺行為とすらなりかねません。
ところが、朝日はこうした文脈での以下のツイートにおける「元放送政策課課長補佐に喧嘩を売るとはいい度胸だと思うが。。」を、前後の文脈の説明は一切ないままに「喧嘩を売るとはいい度胸だ」とだけ切り取って、繰り返し誹謗中傷の報道を行いました。 https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1641047663218139138?t=UT_GRK6l0RNJVjGWQmtQtw&s=19

特に、この発言文末の「いい度胸だと思うが。。」は、放送法の専門家としてフジの長年にわたる放送法違反を国民が問う手段を提示できる専門的知見を有する私に対して、産経などと共にこれ幸いと名誉毀損の切り取り報道を仕掛けてくるフジについて(名誉毀損の被害者ながらも)その情けなさに半ば呆れ果てた意思などを示したものであり、「威圧」などでは全くありません。

例えば、国会議員が総務大臣への国会質問などでテレビ局を不当に批判したりすることは重大な言論の自由への圧力にもなりかねないと思います。

しかし、この「いい度胸だと思うが。。」の発言は全国放送という圧倒的なパワーによる名誉毀損を受けその再度の攻撃を恐れる被害者の立場で、しかも被害事実とは別の集団的自衛権容認の問題について、国会議員の職務権限とは関係のない国民によるBPOへの提起が可能であることを示す文脈の中でのものなのです。

しかし、朝日の一部記者らは悪意と不見識(放送法の根拠条文の誤りすらもあり)で、まるで印象操作としか言いようがないような誹謗中傷の切り取り記事を書いたものです。

いずれにしても本件の本質は、「衆院の憲法審の毎週開催の改憲派の主張が、憲法そのものに違反し、立憲主義に反する空前の暴挙である」ことであり、これは切り取り報道されたオフレコ会見でも、朝日記者が出席していたその後の記者会見でも以下のnoteの内容を具体的に説明していたのですが、未だに朝日政治部は全く報道をしていません。

■衆議院憲法審査会の「毎週開催」の問題について
【(1)議員任期の延長改憲 】 https://note.com/konishi_hiroyuki/n/n294330c481a7
【(2)9条改憲 】
https://note.com/konishi_hiroyuki/n/n1f50fc884507
【(3)議院自律権の濫用(オンライン出席)】 https://note.com/konishi_hiroyuki/n/nd95cbd9c5a08

朝日は署名記事による誹謗中傷であり、本来はここで記者名も明示すべきかとも思いますが、朝日政治部の担当記者らは真に言論の自由を守る使命感や責任感があるのなら、明日にでも衆院憲法審の改憲派の上記の過ちについて記事にするべきです。

また、朝日政治部は、2015年の放送法の解釈改変(高市答弁)を3月17日の質疑で総務省に全面撤回させたことを私が情報提供したにも関わらず一週間余りも記事にせず、最後は見かねて社説が異例の報道をするに至った経緯、そして、今なお全面撤回の事実を政治部として一切記事にしていない理由を読者と国民に説明するべきです。 https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1638529498256936960?t=eKYl2QJMKOyHErETlCMMFg&s=19

またこの間、全く取材もせずにこうした誤った切り取り報道やそれに便乗する報道などをしている記者(某社の○説委員長などを含む)やYahooニュースのコメント学者の方々は、ジャーナリストや学者としての良心に懸けて、上記の衆院憲法審の毎週開催の問題やその【(2)9条改憲 】の中で根拠を説明しているフジの偏向報道の実態(集団的自衛権の多角的論点報道の違反)など、国民にとってこの上なく重要な真実を報道や説明等して頂きたいと思います。

最後に、本件の本質については、ネットで多くの方々が指摘して下さっている他の別の問題もありますが、いずれにしても、マスコミなどがどうであれ、本件の最中にも以下のツイートで申し上げている通り、国会議員である限り不当な権力から言論の自由を守り抜くために今後も信念に基づいて全力を尽くして参ります。 https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1642446984790544385?t=Ocgsqs-XQqo_813g7q2U3g&s=19

※ 朝日の良識ある政治部や社会部の記者からは、今回の朝日政治部などによる私への不当な攻撃について「権力へのすり寄りや忖度によるもの」などと謝罪を頂いています。 日本の民主主義と言論の自由の未曾有の危機の時代に、朝日の再起を期待します。
(私に名誉毀損の訴訟で負け続けても何の謝罪も反省もなく攻撃を仕掛けてくる産経にはさすがに期待は困難だろうと思っておりますが、良識ある産経記者は是非とも頑張って頂きたいと思います)


■2023年7月の再掲載に際しての付記情報

(1)朝日新聞の私への攻撃がとんでもない違法行為であることは、複数のジャーナリストも朝日記者などを批判して下さっています。
https://twitter.com/konishihiroyuki/status/1662809927298211841

(2)当時の産経や担当記者の深刻な問題についてhttps://twitter.com/konishihiroyuki/status/1663932492607557633



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