6冊目:『小泉今日子書評集』(小泉今日子)

小泉今日子が昔から結構好きだ。自分を持った大人の女性なイメージがあるし、たまに彼女が書く文章を読むと思いやりに溢れていて、ああすごく丁寧な人なんだな、と思うから。

ということで、そんなキョンキョンによる書評集を書店で見つけたので、手に取り、おうちで読みました。

小泉今日子書評集
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タイトルの通り、キョンキョンが読んだ本の書評エッセイで、元々は読売新聞の書評欄で10年間連載していたものを書籍化したらしい。

書評の良いところは、色々な本を知れることだけでなく、書評を通じてその人のことを深く知れることだと思う。気になる人の気になる本のことは、やはり気になる。恋愛体質の女の子みたいだけど。

そんなキョンキョンの書評で多く語られていたことは、「孤独」だった。キラキラしていて、多くの魅力的な人に囲まれていて、自立したイメージのあるキョンキョンでも、日々孤独を抱えているのだ。

だからこそ、キョンキョンは本を読む。本を通じて、時代も暮らす世界も大きくかけ離れた人々の日常と繋がる。それが読書の醍醐味だと思うということを書いていた。

「Only is not Lonely.」とは糸井重里さん率いるほぼ日の標語だけど、まさしくその通り、一人で本を読んでいても、誰かと繋がることができるのだ。そしてそんな体験が人生を豊かにするんだなあと思った。

書評を通じてより深く知れた気がするキョンキョンは、やっぱり魅力的な女性でした。

Twitter(@konishi36)もやっています。

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