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答え


この間、小学生の絵や写真の展示が商業施設で行われていたのですが、
それが本当に素敵で…。叶わないな〜って思いましたし、ああ大好きだなと思いました。好きだった作品を紹介します。
(写真は個人情報も含めれていたので…言葉で記載します)

まず、【住みたい街】というテーマです。
●地下にはマンションが立ち並び、地上では、綺麗大自然が残って欲しい
●僕はいちごが大好きなので、いちごの中に住みたい

次に、【自分の住んでいる街の好きなところ】というテーマです。
●HAT神戸には虫のための神社がある。さらにはHAT神戸には虫のための線路もある。HAT神戸は虫が快適に暮らせる街なのだ
●空はいい。心が癒される、曇りはよくない。だが、曇りは光があれば綺麗になる。海も同じだ。海は最近、汚れてきている。だがしかし、光があれば海の水は、鮮やかな青となる。

です!素敵だなぁって。ちょっと目がうるうるしながら見ました。
真っ直ぐなのね。すごく。痛いぐらい真っ直ぐで心にグッときました。
地下にマンションがあって、地上は大自然っていう発想もすご〜く素敵だし、
いちごが大好きだからいちごに住みたい。なんて、好きだから。って理由の
真っ直ぐさが本当に愛おしいし…

あとは街を虫のための街と捉える観点もすごく素敵。そうだよね。って思う。
曇りは良くない。と言えることがすごく素敵だなと思うし、光があれば綺麗になるというのも素敵。

何が言いたいかとかないの。これに関してはすごく深い考察とかないです。

少し、私自身の小学生時代を思い出しました。
小学校3年生まではすごく作文を書くことが好きで、よく表彰などもされていて、
(久しぶりに自分で小学校時代の作文を読んだけど結構面白い。)
でも4年生になってから一切書かなくなったらしいんです。
理由が「先生が答えを持ってるから書きたくない。綺麗に文章を書くこと書かせる事が先生の答えだから、私はそんな作文は面白いと思わない。」と言っていたらしいんですね。
今思うと…可愛くなっ!って笑っちゃう理由だけど、今回の小学生の作品をみて、
きっと私たちにも書けるのに、なんだか書けない気がするのは、小学生時代は先生が持っていた答えを、自分で勝手に持つようになったからかな?と思いました。

でもその答えを削ぎ落としたら、「嫌いってほどじゃないか…」とか考えて
その言葉を選ばなかった、言えなかった「曇りが嫌い」が言えるような気がするし、「いちごに住むとか無理やん…」と思って考えもつかなかった「いちご住みたい」が出てくるような気がするし。

正解はないから自分なりの”考え”を!と最近世の中ではよく言われているような気がするけど、自分なりの”考え”の中にも「答え」を持ってしまっているかも。
と疑ってみると

自分にとって「ねぇちょっとくだらないけどさ〜」とか言いながら、でもちょっと自分では実は気に入っている、面白い考えが出てくるかもしれないな。と思いました。そしてその面白い答えが、もしかしたらこれからの社会における、自分の存在を見出せるものだったりするのかもな〜なんて思ってました。

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