やっぱり真面目に
長年お世話になった社長さんから、事業を譲ってもらうこととなった。
取引先への引継ぎメールで、社長さんが書いてくれた一言。
「小西は今時珍しい”超真面目人間”で、一生懸命頑張ると思います」
お世辞が上乗せされているとは言え、どんな気持ちでこの引継ぎメールを書いたのだろう。
体調を崩されて、後を託す気持ち。無念とは言わないまでも寂しい気持ちは正直あると思う。
数十年後には、自分もそのような立場になるのだろうか。
その時、後任に託せる事業を持っているかは分からない。
何もないかもしれない。
そうならないように、真面目というのはあまり好きではないけれど、譲っていただいた仕事をきちんとこなして、継続して少しでも後につながるカタチになるように、やっぱり真面目にやっていくしかないのだろう。
はじめまして。写真と映像制作をしているフリーランスの小西と申します。文章作品にも力を入れています。作品はご自由にお読みいただけますが、応援したいというお志も大歓迎です。