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5. BPMとBPMSの常識


BPM 

BPM(Business Process Management )とは、経営目標を実現するために業務プロセス視点で事業を継続実践していく経営手法です。
代表的な機関によるBPMの定義を挙げておきます。少し硬いですがBPMの範囲の広さ、奥深さ(解り難さでもあります)を感じて頂けたらと思います。

BPMは90年代末に米国で発表されましたが、その以前には
BOM(Business Operation Management)と言われたり、
Wrokflowとも言われましたが、結局BPMに収束しました。

BPR

BPR(Business Process Re-enginnering)は、90年代初頭から
提唱された経営手法で、日本ではBPR実現のITシステムとして盛んにERPが導入された。

業務プロセス視点の欠如

業務プロセス視点の重要性をBPRでは、人材育成も含め強く言っているが、BPR実現としてERP導入を90年代中ごろから盛んに行って来た日本では、業務プロセス視点が殆どなされず、まさに欠如であった。
その業務プロセス視点の欠如が、2000年以降のSOA・EA・
SOX法、そしてこのDXでも大きなハンデギャップとなっています。
当方が本noteを起こした理由の大きな一つがこの点でもあります。

BPMS

BPMS(BPM System /BPM Suite)は、経営手法であるBPMを実現するためのITシステムです。
業務プロセスをBPMN表記の業務プロセス図で表記すれば、即座に実行形式に展開され、業務システムとして稼働し、諸履歴を自動収集し、業務の最適化に供しPDCAで継続業務改善を実施管理するシステムです。
今後の主流となるアジャイル・Lowコード・Noコード・SOA等のエッセンスをいち早く実現したシステムとも考えられます。

以降で「BPMの常識」「BPMSの常識」をより詳細に書いていきます。

よろしく                (240310)


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