見出し画像

人生回顧〜大学時代④〜

やばい、飽きかけてた。

えー、今回は就活編かな。頑張って書きます。


まず、将来についてどう考えてたか。小さい頃まで遡っていくと、

小学生の頃、M-1グランプリを見て、将来の夢は漫才師って言ってた。これはガチ。また詳しく書く時が来ると思うけど。

大抵こういう夢って、成長していくにつれてどんどん現実的な物になっていくもんやん

俺もそうで、芸人以外にも、声優とか、漫画家とか言ってた時期もあったけど、なんだかんだ、中2ぐらいでは、会社員で家持つとか、そんなこと言ってた。

まぁ何せ、勉強ができたから。そこそこね。平均以上は。勉強ができたから、良い高校、良い大学に行って、良い会社に入って… っていう将来をぼんやりと浮かべた。

これは、自慢とかじゃなくて、この社会において必然的にそうなるよねってことを言いたい。

勉強ができて、学歴が良ければどうなるか。
その答えは、将来の選択肢が広がる やと思う。

で、ほとんどの人が、できるだけたくさんのお金を稼ぎたいって思う。そうすると、"期待値の高さ"だけで言うと、正社員として就職するのが1番良い。

だから結局、高校、大学と、そこそこ良いとこに行って、なんだかんだ周りに合わせてたら(そりゃ周りも同じ学歴やから↑の考え方になるわけで)、就職活動するっていうところまでいってた。

これが、就活をした理由。
この時は、実際正直、芸人になりたい欲はかなり小さかった。ただ、ゼロではなかったけど。


さぁまずは、どんな姿勢で就活に臨んでたかというと、とりあえず、

めちゃくちゃ舐めてた。

まぁそもそもモチベーション自体、他の一般的な就活生に比べるとかなり低かったんやけど、

どんな感じやったか具体的に言うと、

3年生の3月1日から、正式に就活ってのは始まるんやけど、それは、企業が学生に直接広報活動をしていい。ってこと。
だから、普通は、1〜2月ぐらいから、自己分析したり、どんな企業があるかとか調査したり、履歴書用の写真をフォトスタジオで撮ったり、SPI(※画像参照)の勉強したりする。


そんな中俺は、2月28日まで遊んでた。何なら25日ぐらいまで金髪やった気がする。証明写真とかも、フォトスタジオとかじゃなくてそのへんの機械で800円のやつにしたし。SPIの参考書なんか買うわけもなく、そもそも就活に関する本一冊も買わんかった。どんな会社あるとかも、ほとんど知らん状態。大企業行きたいし、知ってる会社しかエントリーせえへんからいいやーって思ってた。

なんかこう、舐めてるし、尖ってる?っていう方が正しいかな、
少ない努力でええとこ入れたらかっこよくね?とか思ってた。

あと、就活前に、サークルの友達とかに
「小西は就活うまくいきそう」ってよく言われてたんやけど、
ちょっとプレッシャーにもなってたけど、それよりも、自惚れになってた。


んで、希望する業界は、自分の趣味のゲームとかおもちゃのメーカー、あとは、ちょっと憧れってぐらいで、大手食品メーカー。それだけ。

マイナビとかリクナビで、その範囲の、名前知ってる会社だけ、エントリー。

テキトーに書いたエントリーシートはことごとく落選していく。
えーーー、就活、意外とむず!(笑)


そらそうやろ
やる気の無さが文章に出てたんやろな。まぁエントリーシートの書き方とかも誰にも教わってないし、添削してもらったことも無かったし。

結局、一般的に内定が出始める6月ぐらいまで選考が進んでいたのは、1社だけ。

某有名玩具メーカー。おもちゃ業界のトップ企業。みんな知ってるとこ。赤いロゴの。以降B社と書きます。

なんと最終面接まで進んだのよ。すごいでしょ。

そこだけは、ちょっと特殊な選考方法を取ってて

普通は、1次選考はネットで入力するエントリーシートで、それが通れば面接を受けたりするんやけど、B社は、1次選考からいきなり面接!すごくない?
各自手書きのエントリーシートを持ってきて、人事部の社員さんにそのエントリーシートを見せながら自己紹介をするっていう。
しかも、私服で。

学歴フィルターとか無く、とにかく個性を見せてほしいっていう考えでやってるらしい。元々B社のグッズは好きで買ってたりしてたから好きな会社ではあったけど、そういう理念的なのにも惚れたなぁ。

恥ずかしいけど、そのエントリーシートの一部、載せちゃいます。

今見るとほんまに恥ずい。でもこれで通ったから👍

最高に自分らしい写真ね、これね、京都の最北端にある、天橋立っていう名所がありまして

実際の景色

これを股から除くと、龍に見えるっていうやつ

普通はこう。

やのに、こっちを向いてるっていうやつ。
タイトル「逆」

右の欄の漫才とかコント作りました〜とかより、こっちの方が恥ずいかも。
でもまぁ人事部長には結構ウケたみたい。
あとはなんか普通に、どんなキャラクターとかゲームが好きとかそんな話を語ったりした。
通ってた。大学の友達はみんな落ちてたから地味に嬉しかったな。

2次は面接、わりと普通の面接やった。人事部長もさすがに覚えてくれてたみたいで、印象もそのまま良く終わって、通ってた。

で、たしか次が最終とかやってんけど、その前に、最終面接に残ってる人達で、梅田の高層ビルのオシャレなレストランでランチ会?みたいなのに呼ばれた。

そこには人事部だけじゃなくて、現場の社員さんも来てて、現役社員とも、ライバルの就活生とも交流するっていう会やった。
ただ会社のこと質問したりとかじゃなく、何とも親切に、最終面接の対策を教えてくれたりする物やった。

その会のことも書きたいけど、緊張しすぎてたからほとんど覚えてない(笑)

で、最終面接。
東京の本社で、会長、社長、役員の前で集団面接。それも変わってるよなぁ。普通は人事部長とマンツーとかやもんな。

さぁここに来て俺の良くないところが出てくる。

慢心。

最終面接までいってるし、絶対いけるやろ!
てかあんな交流会まで呼ばれて落ちひんやろ!
とか思ってました



落ちました


なんかね、面接終わった時点で落ちる気はしてた。集団面接やったから他の応募者の人達に比べたら全然ダメやった。
今お笑いやってるからわかるんやけど、反応がまるで違うかった。他の人はウケて、なんなら俺はスベってた。これは喩えじゃない。シンプルにスベってた(笑)


もしかしたら、今のところ人生最大の挫折かもしれん。悔しかったな〜

前述の通り、その1社しか選考は進んでなくて、
周りが内定とか出始めた6月末に、いわゆる"手持ち"がゼロになった。

自分はB社に入って、会社員としてそれはそれは順風満帆な人生を送るもんだと、そう思い込んでたもんやから、一気にドン底。

ここで、これからどうしていこうか、作戦を立てる。

そしてこういう結論に至った。

最初から給料の良いところに入って、その金でお笑い養成所に入って芸人になろう!


やっぱり、芸人になりたい!小学校の時に言ってただけじゃなくて、やっぱり本気でなりたいわ!

だから就活やる気出んかったんやなぁ〜!!!!!!!!!!!!!

と自分に言い聞かせた

決して内定取れなかった言い訳ではない、と思わないと、この挫折からは逃げれなかった。

…それは大袈裟かも。ただのポジティブシンキング。
ほんまに、芸人なりたい欲ゼロじゃなかったってそういうこと。ワンチャン、就活ダメやったら芸人なっちゃおーって心の片隅に思ってた。


でもまぁ真剣に考えて出した結論。
どうすればいいか。

この作戦を考えているということは家族や友達には言わんかった。
止められそうやし。

探した会社は、大抵がベンチャー企業。バリバリ意識高い系。俺が当時大嫌いやったタイプ。まぁでも頑張るしか無い。

ちなみに周りには、飽くまで将来の自分のために、自己成長のために、ベンチャーに就職して、いずれもっとキャリアアップしていく!みたいに言ってた。

実はこれが意外とタメになってて、
周りにそう言うことによって、たまにちょっと本気でそう思うのよ。ほんまにベンチャーでバリバリやってくで!って自分自身が思い込んでしまう。

面接とかで、「芸人の養成所の費用稼ぎのためです!」とか言って採用されるわけないやん?(笑)
嘘をつかないといけないわけよ。

自分自身が思い込んでしまうことによって、ほんまは嘘やけど、本当に真剣に思ってるように発言できる。
これね、ダブルシンクっていう、スパイが使う技術らしい。まさか就活で身に付けられるとはな、フフ。

尖ってる感じとかも相まって、意識高い系の面接官には結構好かれた。

とんとん拍子で選考は進んでいき、結局2社のベンチャー企業から内定が貰えた。
1つはIT系のメガベンチャー、W社。
もう1つは、名前も忘れた、新規参入の人材系。

後者は典型的な圧迫面接みたいなのでめちゃくちゃキモかったから前者にした。

選考方法がここも結構変わってて楽しかったんよね

2次選考やったかな、「クリエイティブシンキング選考」って名前やった(笑)
「2次選考」でええやん

「靴を履かない国で靴を売る方法を考えてください」って問題やった。たしか。


大喜利やん。

ほんまは芸人になりたいのに隠してる俺には皮肉みたいな問題やった。

まぁそもそも大喜利できるタイプではないから普通に解答した。1000字ぐらい、小論文みたいなん書いた。内容は覚えてない。たぶんカッコつけたこと書いてたと思う。

3次選考は、名前忘れたな、なんとかシンキング選考やった。「3次選考」でええって、ほんまに。
「文房具メーカーの新入社員として、新商品の企画書を作りなさい」やった。

大喜利やなぁ
もちろん大喜利するわけなく、しっかり作った
まじで内容忘れちゃったけど、たしか、
『AIペン』ってやつ考えた気がする(笑)
筆跡をAIが判断してどうちゃらこうちゃらみたいな(笑)
なんやそれ(笑)

でもなんか評価は良かったみたい。

そんなこんなで採用となりましたとさ。
はい、就活終了!

んで、大学卒業してW社に入社して、半年足らずで辞めて、サンミュージックアカデミーに入った、という流れです。


次、W社の話書くか。研修だけで辞めたし1個の記事でいけそう。いやー文字数は多くなりそうやけど

というわけで、次回「会社員編」お楽しみに。

その次が高校編かな。

面倒臭くて見直ししてないんで、誤字脱字あたら推しえてください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?