ピンクアッシュ

今年の私を表すのはこの色だと思った。今日はその言い訳を書き残していきたい。

今年はカレー屋さんもやめたし、本当に行きたかったインターンにも落ちたし、つくりたかった博物館も諦めた。

でも、少しずつ本を読んで知識を獲得し、思考し咀嚼して「納得」することを重視した。

そうしたら、「絵本」というしっくり来るカタチで自分のやりたいことを落とし込むことができそうなところまで来た。

昨年の自分は立ち止まらず行動だけが全てを変えると信じ、イベントに参加したり主催したりわかりやすく経験を積んでいた。

そんな私がカレー屋の肩書きを手放し、立ち止まって思考に集中した。すごく居心地が悪かったし、存在価値なんてあるのかなと不安に感じていた。そんな不安やカレー活動で感じたモヤモヤを言語や理論でわかりやすく説明してくれたのは本だ。ただ、読めば読むほどスッキリするというわけでもなく、この人何言ってんだということにも出会いうが、それを解消したくなりさらに本を読み進めた。

 自分の経験なんてたかがしれてて、大体のことは昔の人がやろうしてるんだなということもわかった。そしてそれがうまくいかなかったのは環境がなかったりタイミングが悪かったりする場合もあるのかな〜と想像している。

 そんなこんなで大学の勉強も少しだけ楽しくなってきてて、大学院に進めたらいいななんて思う。

 正直いろいろありすぎてマジ人生ダル〜ってなってた中、こんなに前に進むことができたのはたぶん「ねすと」のおかげだ。これは今年の4月につくった挑戦をコミュニティスペース。私が主体でつくりたかったことだから、あんまり乗り気じゃなかったけど、本当に参加してよかった。

 カレー屋をやめた4月。私は何も持たざる者で、自己紹介がとても嫌だった。そんな中、強制的に新しい人に出会わされて自己紹介させられたので、ものすごく嫌だった。
 でもメンターとしてずっと1人の人と向き合うという経験をして、人との関わり方について反省させられた。今までは自分の都合が悪くなったら連絡しなくなったり、会わないようにして次から次へと人を消費していた。だけど、関係性ってそんな簡単に構築できなくて、長い時間を共に過ごし、少しずつ好きな部分も嫌いな部分を見つめ、それらを丸ごと受け入れることこそがコミュニケーションなのかなと最近考えている。

 また、人に与えるって豊かだよなとも思う。正直今まで、純粋な贈与なんて成立しなくてすべて交換を見据えている行為だと考えていた。でも、メンター制度やねすとメンバーの葛藤や挑戦をみていて、純粋に「この人たちの力になりたい」そう思わされた。実際、みんながもっと挑戦しやすくするために、クラウドファンディングの準備をしている。これは、純粋な贈与ではないかもしれないがその人を想って行動に移すって自分に余裕がないとできないものすごく豊かな行為だなと感じた。

 絵本について今回は触れることができたかったが、いつかまた書きたいと思う。

2022年、バラ色とまでいかないが嬉しく楽しい出来事と少し暗くて苦い思い出があった。そんな私のピンクアッシュな1年。おしまい。






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