[映画][アニメ]劇場版 少女歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド

#大雑把にレビューする

舞台原作でアニメやアプリなど多方面に展開しているコンテンツのアニメ版の総集編映画です。
本来なら2020年5月に上映予定だったのに新型コロナの影響で同年8月の上映となりました。
このレヴュースタァライトという作品は舞台やライブが素晴らしくて私が一番ハマっている作品なので、総集編とはいえアニメの映画化はとても楽しみで延期の件も含めてかなりじらされ待ちに待った感じがあります。

まず、この総集編に関してプロモーション側としては「知らない人でも楽しめる」としていますがさすがにちょっと無理じゃないかなと思ったので「知らない人が見るための予備知識」をまとめました。

アニメ本編を最後まで見ても謎のままのものがあったり制作サイドが「みなまで言わない」スタンスの作品でそこが魅力だとは思うのですが総集編という特性上、何も知らない人は「総集編だからカットされてて意味が分からないのかな」とモヤモヤするのではないかと思いました。
それらも含めてちょっとした予備知識があればモヤモヤがかなり軽減されるので知らない人は↑を読んでから楽しむのがいいかと思います(ネタバレなし)

さて、いろいろな作品を通して傾向として言えることは劇場版総集編というのはぶつ切りとつぎはぎ編集だけで本編を観た人が「こんなシーンがあったよね!このシーン良かったよね!」って懐かしむために作られてるものが多いと思います。
この作品は製作者側の「そういう総集編にはしたくない」という意思がガンガン伝わってきており、もともと少し難解さのある作品を少しでもわかりやすくしようとしている姿勢が感じられます。
わかりやすくするためにシーンの順序が本編とかわっていたり、いつの時間軸化を表示するテロップがあったり、新規カットによる登場人物の回想や対談で補足説明が加わっていたりとなかなか手厚いです。

本編からのファンが一番びっくりしそうなのはレヴュー曲が再録音されていたり大幅にアレンジされていたりする事でしょう。
これには自分も驚きながら感動して、新解釈のレヴュー曲を聴くためだけに何度も映画館に通っちゃってます...
2021年に予定されている劇場版完全新作への伏線や特報も加えられているのでファンは抑えておいた方が良い作品だと思います。

作品の本筋とはズレますが、この映画のパンフレットはファン必携のアイテムになりそうです!
主要キャラ9人分の「入学願書」が収録されていて、キャラクターのことをより深く知ることができます。
中の人のプロフィールはよく目にしますが、キャラクターのプロフィールでここまで詳しいのは目にしたことがないので新発見も多そうだなと思いました。

本編視聴済みのファンで総集編だからと見送ってる方も行きたくなるようなポイントもまとめていますのでこちらも合わせてお読みいただければ嬉しいです!↓

http://times.shibu3.link/blog/2020/08/08/%e5%8a%87%e5%a0%b4%e7%89%88%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%a1%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e7%b7%8f%e9%9b%86%e7%b7%a8/

なによりも、新型コロナで難しいこの時期に上映までこぎつけてくださった関係者のみなさまに最大限の感謝の気持ちを送りたいと思います。
次も楽しみにしています!

★★★★★(5/5点)

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