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IT活用の羅針盤

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「もっと効果的にIT活用をしたい」「このようなリスクに対応したいが、何をすれば良いの?」などIT活用に関する情報が満載です。
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#パソコン

とても大事だけどついつい疎かになるもの

私たちの日常生活や仕事において、とっても重要なんだけど、ついつい、疎かになったり後回しになったりする事は、結構多い。 結局、人間は、目の前の事、今の事、極端に言えば、切羽詰まったことには意識は高いし、それに関する行動はできやすいが、大事な事でも先の事になると、なかなか、実行できない。万人共通の悩みではないかと思っている。 まあ、人間皆一緒と思えば、あきらめと言うか納得もできるが、そうは言っても仕事ではとても大きな課題である。 有名な7つの習慣に時間管理のマトリックスがある

ITの変遷から将来を予測する

いきなりだが、タイトルの“ITの変遷から将来を予測する”ことはできるのか? 現時点での私の考えでは、一言で言えば、それはとても難しい。 今から、理由を書いていきたいが、実は、少し前に、オンラインの私の番組の一つ“近藤昇のITなんでも相談室”で、若手起業家から受けた質問がとても新鮮で、それ以来あれこれと考えている。 彼の質問は端的で、“近藤さんがITに長いこと関わっておられるので、ITの変遷が知りたいです”と。確かに、私は仕事する立場として約40年、経営をする立場として約30

ソフトウェアよもやま話

コンピューター、ソフトウェアがなければただの箱。こんなフレーズが流行っていた記憶がある。これは30年以上前の事だ。 で、このソフトウェアってなんだ。と疑問が湧く。ITの専門家やITに精通している人には愚問だが、一般の人が知る訳もないし、知る必要もない。 まあ、ちょっと専門チックに書くと、コンピューターは電気で動く機械と考えて、こういうのをハードウェアと言う。これを動かすためには、人間がボタンを押すか、何かの動作をする。もう一つは、ソフトウェアというハードを動かすための命令を

今、スマホでどこまでの仕事ができるか?

相変わらず、私は、仕事でスマホを多用する。 寝ているときと、泳いでいるとき、シャワーを浴びる時以外は、スマホが必ずと言って良いほど、手元にある。逆に言えば、今は、スマホがないと、仕事するときにとても不便である。 スマホを使いだした時は、そうではなかった。使える範囲も知れていた。eメールが見られる、スケジュール管理で使える、こんな程度だった。あっという間に、仕事のアプリも増えてきた。本来は、パソコンで利用していた社内の業務管理システムや経営管理システムまで、スマホ対応になっ

ITを使うと仕事ができるようになるのか?

ITを使わずに仕事をする人は、今どれぐらい、いるだろうか? スマホもITツールの一つとして考えると、何らかで仕事にITを使っている人は、日々増えている。私の体験では、仕事にITを使いだしたのが約40年前である。 私が社会人になった頃に、ワープロ専用機が登場した。そしてほどなく、パソコンが普及しだした。それまでは、汎用コンピュータやオフコン(オフィスコンピュータ)を使う、オフィス業務がITを使う仕事だった。経理や販売管理と言った管理系業務の効率化のためのツールに過ぎなかった。

使われないITがなぜ蔓延するのか?

ITやDXの話題を耳にしない日はない。 もちろん、私の専門の仕事の一つであるという理由もあるが、一方で、すでに一般の生活者の世界でも、ITが日常会話になりつつあるように思う日々である。 様々なものがITでつながり、便利な社会が進展する。ITの恩恵は疑う余地はないが、その裏では、使われないITが山のように存在する。 このことは、ITという言葉が登場した20数年前から変わらない。 どんな仕組みにしても今流行りのクラウドサービスにしても、ITの基本はコンピューターである。コンピュー

ワープロが画期的だった時代

今、音声認識技術の進化のスピードは速い。 世間でも、ビジネス用の議事録作成ソフトのPRも目立つ。実際の実用性としては、まだまだ、途上である。当然、話し言葉を全部テキスト化する技術も難しいが、それを更に議事録にまとめるとなると、もっと難しい。 今は大きな過渡期に私たちはいて、そのうち話し言葉は完ぺきにテキスト化され、議事録などのサマリーをAI君がする時代になるだろうと思う。 一応、若い頃、プログラマーをしていたので、音声をテキストに変える仕組みのイメージは分かる。だけれども

電子ファイルの更新管理はとても難しい

整理整頓は得意だろうか? こんなことを聞きながら、私はどうかと言えば、整理整頓を毎日しなさいといわれると、結構しんどいタイプだ。一方で、仕事においては、ある程度の期間では必ず、整理整頓する。 ただ、プライベートではそうでもない。正直、時間のないのを言い訳に、結構ずぼらする。 まあ、どんな仕事でも、今の目の前の仕事だけこなすのであれば、極端な話し、整理整頓は後回しでもよい。しかし、仕事は常に継続性が大事で、たいていが同じことの繰り返しになる。 そんな時に、大事なことが、整理整

IT活用、あれこれ欲しくなる落とし穴

子供の頃、どんなタイプだっただろうか? 友だちが、新しいおもちゃを買ったら、母親にあれ買って!と、しつこくおねだりした記憶はないだろうか? 私も時々、そういうことを言って親を困らせた。 決まって母親が、"昇は友だちが死んだら一緒に死ぬんか!よそはよそ、うちはうち"と言われたことを今でも覚えている。 子供の頃は、特に何でも欲しがるものだ。 今、日本はものがあまりにも溢れている。 今の子供は、よっぽど躾をちゃんとしないと、欲しいものが沢山あって、平穏ではいられないのではないかと

変わりゆく人間とデータの関係

データと聞いて百人百様の取り方があると思う。 実際、仕事や生活でデータを意識して利用している人はだれだけいるだろうか? 例えば、科学者であれば、データを扱う仕事とすぐにピンと来る。気象予報士もデータあっての職業だろう。データと関わってする仕事は世の中に沢山ある。 そんな中でも、今どきであれば、データと言えば、デジタルデータが最もピンと来ると思う。 では、そもそもここで言う、デジタルとは何かである。 もともと、コンピューターの世界で生まれた言葉であり、デジタルとは、コンピュ