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IT活用の羅針盤

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「もっと効果的にIT活用をしたい」「このようなリスクに対応したいが、何をすれば良いの?」などIT活用に関する情報が満載です。
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2022年12月の記事一覧

これからの事業創造にIT活用が不可欠な理由

これからの事業創造にIT活用が不可欠な理由。 このタイトルで書きだすと、とても、1500文字程度では収まらない。 一冊の本には軽くなるぐらい内容は深いが、今回は、この30年の変化という視点で書いてみる。 今や、ITというのは、私たちの生活環境の一つとして当たり前になった。生活者としての私達が、今、ITが使えなくなったらどうだろうか?不便極まりないし、ストレスが一気に爆発しそうである。買い物すらままならない人も続発するだろう。仮に今、電車などの交通機関が止まると、都会は大混乱

情報過多の時代の情報を考える

私のように、長年、ITに関わって仕事をしていると、情報について考え続けて仕事していると言っても過言ではない。 人類が誕生した時から、人間はコミュニケーションを図るために、何らかで相手に情報を伝えてきた。これは、ミツバチや動物も行う本能的に持っているものがベースにある。 人間だけが、進化と共に、膨大なる情報を生み出すようになり、それをたよりに社会を構築し、生活を営む。そして、今やその情報が空気や水のような存在と言ったら大袈裟であるが、私たちの生活環境に当たり前に存在するように

ソフトウェアよもやま話

コンピューター、ソフトウェアがなければただの箱。こんなフレーズが流行っていた記憶がある。これは30年以上前の事だ。 で、このソフトウェアってなんだ。と疑問が湧く。ITの専門家やITに精通している人には愚問だが、一般の人が知る訳もないし、知る必要もない。 まあ、ちょっと専門チックに書くと、コンピューターは電気で動く機械と考えて、こういうのをハードウェアと言う。これを動かすためには、人間がボタンを押すか、何かの動作をする。もう一つは、ソフトウェアというハードを動かすための命令を

情報の鮮度と価値を考える

情報の鮮度。 私は、これにこだわって会社経営をしてきた。 それと連動して、自身の人生における羅針盤の精度の源としても、情報の鮮度にこだわっている。 鮮度というのは、私たちが日常食する野菜や魚に例えれば、分かり易い。今は、冷凍、冷蔵技術が劇的に進化を遂げ、何日でも魚などの鮮度を保つことができるが、一昔前は、鮮度と言えば、獲れたてだけだった。 だから、漁師さんが一番おいしいものを食べることができ、その格別の味を知っている。野菜なども鮮度は生活者の関心の中心だ。魚ほどではないにし

今、スマホでどこまでの仕事ができるか?

相変わらず、私は、仕事でスマホを多用する。 寝ているときと、泳いでいるとき、シャワーを浴びる時以外は、スマホが必ずと言って良いほど、手元にある。逆に言えば、今は、スマホがないと、仕事するときにとても不便である。 スマホを使いだした時は、そうではなかった。使える範囲も知れていた。eメールが見られる、スケジュール管理で使える、こんな程度だった。あっという間に、仕事のアプリも増えてきた。本来は、パソコンで利用していた社内の業務管理システムや経営管理システムまで、スマホ対応になっ

リモート教育はどこまで根付くか?

コロナ禍で一気に変わったものが幾つかある。 その一つが、インターネットなどの仕組みを活用して、オンラインで教育をすることである。 もともと、パソコンが登場したあたりから、教育にITツールを使う事が拡がって来た。昔は、CAI(Computer Aided Instruction )という言い方の時もあった。その後、eラーニングが人気になった。この分野は、今でも成長している。 ベトナムのような新興国は、日本よりもeラーニングの普及は早かった。それは、日本のように様々な教育機

リスク察知力は今どきの仕事スキルでは必須である

リスク察知力。 私が、企業支援の現場の中で、常に使ってきた言葉である。意味は、そのままの通りで、リスクを察知スキルである。 これを理解するためには、まずは、リスクという考え方を知らないといけない。 当社では、リスクはのように定義している。 ”リスク”とは、「悪い出来事」そのものや 「悪い出来事」につながる可能性のある物事、 そして悪い出来事から出てきた「悪い結果」 を指して言う言葉だ。 もちろん、「悪い出事」とは多種多様である。 戦争や天災から、うっかりミスまで、 悪