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IT活用の羅針盤

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「もっと効果的にIT活用をしたい」「このようなリスクに対応したいが、何をすれば良いの?」などIT活用に関する情報が満載です。
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2022年11月の記事一覧

テレワークでせめぎ合う会社と社員の行く末

今、テレワークが第二段階に入ったと言える。 日本だけでなく先進国などでは、テレワークを推奨する流れから一転して、従来のオフィスワークが見直されている。 すでにメディアで流れているが、巨大IT企業も重要な過渡期にあり、働く場所の選択が大きな経営課題の一つになった。 言うまでもなく、コロナ禍が青天の霹靂のように起こった時は、テレワークしか選択の余地がなかった。そのほとんどが在宅勤務である。そして、3年近くになり、様々な面で人間も適応しつつある。その中に取り残された感のある、テレ

なぜ中小企業の経営者のサポートをAI君ができるか?

もし自分の会社の社長がAIだったら。 実は、これは私の著書の題名で、2016年に発刊したものである。 これは受け狙いで書いたわけでもなく、結構本気だった。 あれから数年たち、今は本気で中小企業の経営者をご支援するAI君を開発中である。 すでに、このブログでも何回か書いたが、AIではなくAI君と名付けている理由がある。 それは、親しみやすさや寄り添い感だ。 AIは皆さん、耳にされていることだろう?ただ、専門家でない限り、AIのことはよく理解できない。当然、今流行りのITやD

記録しないビジネスの危うさ

仕事ができる人の特徴の一つ。 それは、記録魔であるということだと私は考えている。 もちろん、他にも、誠実であるとか、責任感が強いとか、顧客志向であるとか、プロジェクト遂行能力が高いとか、コミュニケーション力があるとか・・言い出したら山のようにあるのだが、今まで数多くの人と関わってきて、統計学的には、仕事ができる人はメモ魔であると言って間違いはない。 あえて逆に言うと、仕事出来なくてメモ魔がいるかということになるが、例外は否定しないが、一過性ではできても、習慣としては続くことは

ITを使うと仕事ができるようになるのか?

ITを使わずに仕事をする人は、今どれぐらい、いるだろうか? スマホもITツールの一つとして考えると、何らかで仕事にITを使っている人は、日々増えている。私の体験では、仕事にITを使いだしたのが約40年前である。 私が社会人になった頃に、ワープロ専用機が登場した。そしてほどなく、パソコンが普及しだした。それまでは、汎用コンピュータやオフコン(オフィスコンピュータ)を使う、オフィス業務がITを使う仕事だった。経理や販売管理と言った管理系業務の効率化のためのツールに過ぎなかった。

デジタル派とアナログ派の接点は如何に?

皆さんは、デジタル派?アナログ派? これではピンとこないかもしれないので、聞き方を変えてみる。 皆さんは、デジタル世代、アナログ世代? これだと、返答がしやすくなったかもしれないが、単純に2つに分かれるものではない。 そういう私は、両方である。 とはいえ、基本は、田舎育ちで農村で過ごしていた18年間が体の隅々まで染みついている。数十年都会暮らししたぐらいでは、これは全く変わらない。 その一方で、たまたま、デジタルの世界のど真ん中、ITの仕事を40年やっている。これは明らかに

使われないITがなぜ蔓延するのか?

ITやDXの話題を耳にしない日はない。 もちろん、私の専門の仕事の一つであるという理由もあるが、一方で、すでに一般の生活者の世界でも、ITが日常会話になりつつあるように思う日々である。 様々なものがITでつながり、便利な社会が進展する。ITの恩恵は疑う余地はないが、その裏では、使われないITが山のように存在する。 このことは、ITという言葉が登場した20数年前から変わらない。 どんな仕組みにしても今流行りのクラウドサービスにしても、ITの基本はコンピューターである。コンピュー