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IT活用の羅針盤

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「もっと効果的にIT活用をしたい」「このようなリスクに対応したいが、何をすれば良いの?」などIT活用に関する情報が満載です。
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2022年3月の記事一覧

ジェロンテクノロジーでシニアのQOLは改善するか

ジェロンテクノロジーは、一般の人にはまだまだ馴染みがないと思う。 この説明の前に、ジェロントロジーを理解していただく必要がある。学問や考え方のことであるが、高齢化社会の深刻な日本は、全国民が学ぶ必要がある知識だと思っている。 日本語で老齢学と言うが、高齢化社会を知るための知識や現状認識ということになるだろう。 ちなみに、ウィキペディアの説明では以下のようになっている。 老年学(ろうねんがく、英語: gerontology:ジェロントロジー ドイツ語: Gerontologi

ダイレクトとオンラインのコミュニケーションの違い

“近藤さん、おっきいんですね”。 初めて直接会った学生インターンの彼の第一声だった。 実は、先日、私の郷里の徳島で、東京在住の学生インターンの一人と食事をした。 お互いの都合が、徳島で一致するとは、巡り合わせの妙だと思うが、彼との初めての直接対面での彼の第一声は、今でも新鮮だ。 実は、私の彼に対する第一印象も当然ある。オンラインでやりとりしていた時の印象が出来上がっていて、ちょっとおちつき感のある大人のイメージが先行していた。 直接の初対面の印象は、爽やかな好青年で、“全然

アナログ社会とDXとのかかわり方

アナログとデジタルと対比すると、相反するもの、真逆のものとしてとらえる人が多いと思う。 アナログとは現場、田舎、農業などが象徴的である。 DXが今、大流行している。 DXはデジタル技術を駆使して、社会やビジネスを変革するという考えであるが、ここで言うデジタル技術というのが、実に分かりにくい。 技術、あるいは科学技術と言えば、今の社会は科学技術の進化による恩恵を受けたものが多いのは自明の理だ。 例えば、車を考えてみる。 車は科学技術の粋を結集して創られている便利な乗り物だ。

IT活用、あれこれ欲しくなる落とし穴

子供の頃、どんなタイプだっただろうか? 友だちが、新しいおもちゃを買ったら、母親にあれ買って!と、しつこくおねだりした記憶はないだろうか? 私も時々、そういうことを言って親を困らせた。 決まって母親が、"昇は友だちが死んだら一緒に死ぬんか!よそはよそ、うちはうち"と言われたことを今でも覚えている。 子供の頃は、特に何でも欲しがるものだ。 今、日本はものがあまりにも溢れている。 今の子供は、よっぽど躾をちゃんとしないと、欲しいものが沢山あって、平穏ではいられないのではないかと

DXが進展する時代の人間の考えるはどうなるか

私は考えるのが好きだ。 世の中には考えるのが嫌いな人、苦手な人がいることも実感している。 プライベートであれば、考えるのが好きでない人とも、自然体でお付き合いしている。 ただ、仕事している立場としては、やはり、考えるのが好きな人と関わりたいと思っている。 言い方を変えると、私は考えるのが好きだ。だから、仕事していても何かと考えている。 とはいえ、考えてから動くのか?と聞かれたとしたら、動いてから考える、あるいは、動きながら考えるタイプですと言う。 実際は、動く前に考えるこ

変わりゆく人間とデータの関係

データと聞いて百人百様の取り方があると思う。 実際、仕事や生活でデータを意識して利用している人はだれだけいるだろうか? 例えば、科学者であれば、データを扱う仕事とすぐにピンと来る。気象予報士もデータあっての職業だろう。データと関わってする仕事は世の中に沢山ある。 そんな中でも、今どきであれば、データと言えば、デジタルデータが最もピンと来ると思う。 では、そもそもここで言う、デジタルとは何かである。 もともと、コンピューターの世界で生まれた言葉であり、デジタルとは、コンピュ

情報活用における醸成するとはどういうことか?

人間は何らかの情報を頼りに生きている。 これは仕事だけに限らない。 よっぽどの田舎で暮らさない限り今の日本で活動していると、毎日のように生活や仕事に必要な情報は収集することが習慣になっている。 しかも、自分たちの周りの情報量は増えるばかりである。仕事の世界では、情報は目的を考えて収集するというのが基本になっている。 例えば、東京でラーメン屋を始めようと思えば、最初に思いつくことが幾つかある。 初めてラーメン屋を経営するのであれば、飲食店経営のやり方を知ろうとするだろう。 ま