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私なりの転勤の考え方。

サツドラでは転勤に対して抵抗感を持っている方が多いと聞きました。

支所を持つ会社において転勤は割と当たり前に行われていますが、実際自分に辞令が出たときに不安を感じる方がいると思います。

そもそも転勤すること自体が初めてで、一人暮らしなんてできるのだろうかという不安や、一緒に住んでいる家族や恋人との関係は大丈夫なのだろうかという心配。

不安要素を数えれば、その人の人生の分だけ限りなくありますよね。

ではなぜそんなリスクをおかしてまで会社は転勤を行うのでしょうか。

結論として会社は「辞令を出した人の成長を願っている」ということなのです。

それ以外にも転勤にはさまざまなメリットがあります。

転勤のメリットを知ることで転勤に対しての不安を少しでも解消できたらと思います。

「実際に転勤の辞令を言い渡された」や「そろそろ転勤になりそうな雰囲気」という不安を感じている方に向けてこの記事を書きましたので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


私の転勤歴


私の父親はJRに勤めていたこともあり、小学生の頃から高校を卒業するまで3度も引っ越しを伴う転校をしました。

その後社会人になってからは、前職で道内外を含め5箇所、サツドラでは札幌から千歳、帯広、釧路、遠軽と4回転勤しております。

住んだことのある地域は12箇所ということで、転勤はもはや「おてのもの」といった感じですね。

そもそも学生時代から転校が当たり前だったので、自分自身の転勤について、まったくもって苦ではありませんでした。

なぜなら転勤の持つ意味と多くのメリットやたくさんの楽しいことがあることを知っているからなんですよね〜♬


転勤の持つ意味


きめ細かい指導を受けることができる


入社して間もない方や、新卒で2〜3年目くらいの方にとっては、ある程度コンパクトな支所の方がきめ細かい指導を受けることができます。

人数の多すぎない環境の方が、目につくからという理由ですね。

その支所で年数の長い方から、業務だけではなく、挨拶や礼儀など社会人として必要なことを学べる機会も多くなります。

ときには口うるさいと感じることがあっても、後々「あのとき言ってたことって、このことだったのか」と感じる時があります。

まあ、全部が全部受け入れる必要はないと思いますが、中には自分自身のスキルアップにつながることもあると思って前向きに捉えていただけたら嬉しいです。


多くの現場で得られる経験


多くの現場を経験するほど広い範囲の知識や能力を身につけることができます。

「こんなことできるのだろうか」と思うようなことも、軽々とやってのける人がいたり、いろんな人に出会うことで、自分にはない考え方を知る機会にもつながります。

転勤を重ねていくとすごい特殊能力を持っている人にも出会うことができます。

その人の素晴らしさをいかに引き出すことができるかで、考え方や働き方に大きな変化を得られると思います。

自分以外の考えを多く知ることで、業務だけではなく、人を尊重する力や、正しい人間関係を構築できる、ゼネラリストに近づいていくことができるからです。(ゼネラリストは知識や技術、スキルが広範囲にわたる人のことです)


管理職を目指して欲しい


管理職になるためには業務上多くの経験が必要となりますが、必要なのはそれだけではなく「多くの人の信任を得る」ということも重要になります。

リーダーというものは、みずから手を上げて「自分がなります!」と言ってなれるものではないということなんですね。

自分自身をしっかりと磨き、正しいことを積み重ねることで バランスシートには載らない見えない資産を築き上げていく必要があります。

おぉ!自分で言うのも何だけど、なんかちょっとかっこいいこと言ってる気がする(笑)


リーダー像


多くの現場を経験していくと、とても理不尽に感じることや、とんでもない量の業務、この作業って意味があるのだろうかと思うようなことも、チームの仲間と協力して乗り越えていかなくてはなりません。

場合によっては現在取り掛かっているプロジェクトも、志なかばで中止になることもあるでしょう。

その過程の中でいろんな人の気持ちも理解できるようになり、それがいわゆる「同じ窯の飯を食った感」につながっていきます。

あのとき一緒に働いた仲間だからこそ、目的に向かって一緒に進んでくれる、困難に対して理解してくれると言った、信頼関係を築くことができるのです。

自分がリーダーになったとき、以前は理不尽に感じた業務の意味を知ることや過去の経験を土台として、周りの人の協力を得ることで初めて大きなプロジェクトを成功に導くことができるようになるのです。

転勤はそこに到達するためのステップとして大きな意義を持ちます。


転勤のメリット


新たな気持ちにリセットできる


たとえば現在の勤務地で、ちょっと人間関係に疑問を感じるということがあっても、新たな勤務地では過去の経験を生かして別のアプローチをすることで、良い人間関係を作るチャンスが生まれます。

自分のことを知らない土地では、一から信頼関係を築き上げることができるので、自分を変えるチャンスだと捉えることができます。

ずーっと同じ場所にいると気付かなかったことも、転勤して気持ちのリセットを経験することで、新たな発見を見つけることができると思います。

人を変えることはできないが、転勤をチャンスと捉えて自分自身を変えることはできるということですね。


弱点を克服することができる


以前の勤務地では他の方がサポートしてくれていた業務も、新たな勤務地では自分自身で行わなければいけないこともあります。

学びながら行う業務は、今まで以上に時間がかかり大変な労力になる反面、協力体制の重要性や、人のありがたみを感じることになるでしょう。

今まで避けていた業務もこなせるようになることで、スキルアップにつながることと、できなかったことができるようになったことで達成感と自信につながります。


転勤先の地域について知ることができる

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仕事以外ではその場所でしか食べることのできないグルメや、ここでしか体験することのできない活動などでその地域を楽しむことができます。

特にその地域の限られた時期や時間でしか観られない景色などは、そこに住んだ人の特権なのではないでしょうか。

そのようなイベントを通じて新しい友人ができることもあるので、地域のイベントには積極的に参加したいですね。

旅好きの私にとって、じつはこれが1番のメリットなんです♬

会社のお金で異動させてもらって、休日に自分の知らなかった地域を探検して回れるなんて何と素晴らしいことでしょう!

転勤サイコーーーっ! イェェェァーーー!!

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断捨離ができる


転勤を重ねることで家の中の不要品を整理して捨てる機会が生まれます。

いらないものが部屋からなくなると管理が楽になり、結果としてミニマルで快適な生活を送ることができるでしょう。

物がなければ、掃除の手間も大幅に減りますよね。

私は前回の引っ越しで食器全てとテレビを捨てましたが、普段の生活には全く困らなかったですね。

なければないで、何とかなるもんです。


転勤のデメリット

いいことばっかり言ってもアレなんで、ちゃんとデメリットも伝えますよ。


人間関係を一から構築しなければならない


あなたが人見知りの場合は、この点を不安に感じるかもしれません。

新たな理解者を増やせる機会だと思って、人見知りを克服できるように訓練してみましょう。

ポイントは元気の良い挨拶と笑顔ですね。

相手が笑顔だと自然と話しやすくなりますもね。

たまに口は笑っているけど、目が全く笑っていない人がいますが、そういうのが私はいちばん怖いです。。。


引っ越し作業に手間がかかる


住居が変わることで、住民票や電気、ガス、水道など多くの手続きが必要になります。

ケータイや保険、カード会社の住所変更なども含め、すべての契約状況を棚卸しすることになるので、この際チャンスと思って契約内容を見直してみても良いかもしれません。

私はスマホのリマインダーを利用して、各種手続きのチェックと消し込みを行なうことで連絡漏れを防止しました。

このリマインダーは一度しっかり作り込むと、契約の確認や見直しの時、次の引っ越しの時にとても楽になるのでオススメです。

リマインダーの作成内容は住所変更に伴うすべての連絡先、契約番号やお客様番号、保険の加入者番号、証券番号などの必要情報とだいたいの月額料金などを記入しておくと便利です。


家族や人間関係に影響が出る


お子さんの転校や配偶者の方の退職、恋人との距離感など、さまざまな人的要因によって自分自身が退職する道を選ぶ方もいらっしゃいます。

成長を願って辞令を出したのに、残念ながら退社してしまう事になると、優秀な社員を失ってしまった会社としては大きな損失になりますが、現実としては発生していることだと思います。

いずれにしても人生にとって大きな転機となるので、自分自身がどうしたいのかと、どうするべきなのかを考慮した上で、自分で決断する必要があります。

判断に迷うと思いますが、自分が納得して決めた道であれば、少なくとも後悔はないと思います。

お子さんに関して個人差はあると思いますが、私の経験では早い段階で人とすぐに仲良くなる技術を身につけることができたのは良かったと感じています。

私は小学生の頃の友達と久しぶりにフェイスブックで繋がって、とても懐かしく感じた経験があります。

昔の友達と「あの時こうだったよね〜」なんて話ができた日の酒が、まあ美味いことと言ったらないですよね〜♬


マイホームを購入しづらい


「念願のマイホームを建てたと思った矢先、地方に転勤の辞令が出たことで、泣く泣く単身赴任生活に」という話も何度か聞いたことがあります。

転勤族にとってマイホームは一番予定を立てづらい案件ですね。

購入した土地の地価が上がらない限り、日本の新築マイホームの資産価値は下がる可能性の方が高いです。

考え方によっては「先の見通しが不明瞭な時代なので身軽にしておく」ということも一つの方法かもしれませんね。

ちなみに私はマイホームいらない派で、老後は日本全国にたくさん引っ越しして、放浪生活をするのが夢です。


帰省の費用がかさむ


お正月やお墓参りのとき、もしくは友人の結婚式など、移動で余計な出費が必要になります。

長期間地方を点々と異動する場合、帰省のたびにかかる交通費は重くのしかかってくると思います。

その分交通事情には詳しくなるので、誰かと旅に出るときは重宝される時もあります。


まとめ


転勤と聞いて嬉しいと感じる方と不安に感じる方がいらっしゃいますが、私の場合は新しいことに触れられるチャンスだと思うので、転勤は嬉しい派ですね。

「そんなの子供の頃から転校を経験してるからじゃないかっ!」って思われた方、はい!その通りです。

転勤は、すればするほど慣れて、メリットの方が多く感じるようになります。

自分一人で解決しなければいけない問題も多くなり、自己解決力と判断力が向上しますよ。

家族の看病とかよほどの事情がなければ、転勤は自己成長のチャンスと思って元気よく受けてみるのもありだと思います。

ドラクエで次の街に向かうときの「今のレベルでたどり着けるのだろうか」と言う不安感、そしてそれを上回る「次の街にはどんなワクワクが待っているんだろう」と言う高揚感を思い出してみてくださいね。

きっと良い方向に向かって行けると思いますよ!

大事なのは「ここでなら自分が活躍できる」と思えることです。

安心してください。会社はあなたの成長に期待していますよ!


あと最後に不安解消のため、とっておきの方法をお伝えします。

それは「毎朝ウォーキングをする」ことです!!
だまされたと思って毎朝ウォーキングを60日間継続してみてください。

きっとやめられなくなりますよ〜♬


それでは最後までご覧いただきましてありがとうございました。


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