見出し画像

泣き虫でまともに挨拶もまだ出来ない小3息子が・・みんなの前でお笑いライブが出来るまで

うちの長男くん かなり小さい頃は泣き虫、怖がり 人が嫌い そんな子供だった。

"だった"っと過去形だけど 現在進行形の所もある!

未だに 初対面の人の前に出ると 声が小さくなり 挨拶が聞こえない。ってか してるのか?
 
もじもじ君になる。

そんな長男が変わった!!
 
それは3年生になって クラス替えがあった事が大きいかも。

 
長男は 高所恐怖症で 高い所が大の苦手。だから 高い滑り台も滑れない事もあった。

私は「大丈夫って!やってごらん!怖くないって!」っと 無理矢理 滑らせようとしてた。

本人が怖いって言ってるのに 怖くないっと言ってやらせようとしてた 私たち親。今では当時を猛反省(-。-;
 
男の子はわんぱくで元気に動き回るイメージがあった。

だけど うちの長男はそんなタイプでは無かった。
 
出来ない、チャレンジしない息子の自己肯定感を下げさせていたのは 私たち親だと気づいた。

友達と遊んでいても 

「みんな出来てるんだけん できるでしょ!何が怖いと?」

そんな事を 友達の前で言えば 友達も 息子の事を 馬鹿にするはずだ。

だから 1年2年の時は 友達はいたけど 友達が家に遊びに来ても 長男は嬉しくなさそうだった。
 
「遊びたくない」

そんな態度をする長男に 

「せっかく 友達が遊びに来てるのに 失礼な!遊びなさい!」

そう言って無理矢理遊ばせてた。

だけど 長男は 我慢していた。

ある日 その友達がまた遊びに来た時

「遊びたくない」っとシクシク涙を流して私に訴えてきた。

え!そんなに嫌だったの? 

 
私は 息子の事を何も理解してあげてなかった。

友達がいる事で 私は安心していたが 
気が合う友達では無い友達と一緒の時間を過ごす事ほど 息子にとって苦痛な事はなかったのかもしれない。

むしろ それなら 一人で遊んでた方が 息子は気がラクそうだった。

そのお友達は うちの子をよくバカにしてた。

息子も負けじと言い返すが 息子は本当に その友達が 嫌いそうだった。

人から馬鹿にされたりすれば 反発をする。

そしてその反発が 長男の性格を荒くしていた。

普段は優しい長男だか 馬鹿にされたと感じれば 学校で大暴れして 反抗していたようだ。

だから 何度か 学校から連絡もあった。

「何で そんくらいで怒ると?」

2年生の頃の長男は 本当に学校が楽しくなさそうだった。

そんな 精神状態だった事も原因で ストレスから 朝から熱がでたり 吐き気したり 学校に行けない日も よくあった。


休みがちな息子に 私は焦っていた。

病院にも連れて行った。

先生からは 自律神経の乱れ 規則正しい生活をする事。

それだけ言われた。

新学期になり 3年生になった長男の 原因不明の体調不良は続いていた。


しかし クラスも先生も変わった事で クラスの雰囲気が 以前とずいぶん変わったようだ。


コロナの影響でまともに学校に行き出したのは6月からだったが 最初は新しい友達がなかなか出来ないようだった。

しかし 以前のような 学校に行く事が憂鬱な感じは無かった。


新しい友達は うちの子を馬鹿にする事もなく 先生も個人の個性を認めてくれる 素敵な先生だった。

私も 以前のように 出来ない事を無理矢理 させるような育て方は 間違っていた事に気付き 子育て法も変えた。


褒める。認める。応援する。

こんな 簡単な子育て法が 子供の自己肯定感を高めてくれる事を 本当に実感した。

夏休み前から 長男は すごく仲良しの友達ができた。

その子が 家に遊びに来れば 待ってました〜っとばかりに 遊んでいる。

以前の お友達が遊びに来た時とは 明らかに違う態度だった。

本当に毎日 学校に行くことが楽しそうだった。

夏休みも終わり2学期が始まると さらに遊びに来る友達の数は増えた。

そして やっぱり嬉しそう。

ある日 学校で 息子は大怪我をした。

友達と足と足がぶつかって 大きく腫れ上がってしまった。

診断結果は 靭帯の損傷だった。

人生初のギプスも経験した。

そんな 足が不自由な長男の事をみんなが支えてくれていた。

帰り道は みんなでうちの子のランドセルを持って家まで送り届けてくれた。

少しずつ 自分に自信がついてきた長男が 急に

「俺 お笑い芸人になるけん!」っと言い出した。

私は 「いいね〜^ ^頑張って!」っと軽く応援していた。

自分の部屋に 

"お笑いへの道"

っと書いて貼っていた。

私は 特に 子供の可愛い夢程度にしか思って無かった。

子供から 

"M1に出る"って 紙に書いて!っと言われた。

目標が増えたようだ。

友達から M1に出たら〜っと言われて その気になったのだろう。

学校で どのように過ごしているのかは 分からなかったが とにかく 楽しそうなので良かった。

そして その自信がついには 

クラスで 漫才を発表するまでに進歩した!
 
「今度 みんなの前で俺 漫才する」っと言ってきたときは 驚いた。


あんなに もじもじ君だった長男が 人前で発表なんて 出来るのか??

本当にするのかなぁ〜。

ちょっと 私はにわかには信じ難かった。

しかし この前の 学級便りになんと 長男と友達の "お笑いライブが開催された"っと載っていた!!


「えぇぇ!すご!マジで凄いね!」

私は本当にビックリと喜びで信じられなかった。

人は周りにかなり影響されるものなんだなぁ。

今のクラスメートは うちの子のお笑いを 本当に大笑いしてくれてるらしい。


「みんな 大爆笑だった!」っと満面の笑顔で報告してくれた息子が 誇らしい顔をしていた。

「なんで お笑い芸人になりたいと?」

聞いてみた。

「みんなを笑わせる事が楽しいから♪」 

"笑われる"ではなく"笑わせてる"

自分がみんなを笑顔にしている!

それが 自身に繋がっているようだ。


人は変われる!言葉で人は変わる!

長男をみて 改めて 言葉のすごいパワーを感じられずにはいられなかった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?