ホワイトデーのお手紙
今日は月曜日のわりに、子どもたちの送り出しが気持ちよくできたので朝から心地が良いです♫
子どもたちは朝ごはんをモリモリ食べてから、デザートに隣町の人気店のケーキを1つづつ食べるという非日常に満足して、いつもの時間に迎えにきてくれるお友だちを待たせる事もなく(これがポイント!)ご機嫌で登校していきました。
何層ものベリー味のムースとスポンジに可愛い撫子の花が乗っているケーキと、春っぽい薄いグリーンのピスタチオクリームがたっぷり入った少し小ぶりで上品な大きさのシュークリーム。
家族みんな分を(8こも♡)義兄が娘に
"バレンタインのお返し"
と言って昨日持ってきてくれました。
もちろん、娘は嬉しくってニコニコです。
わたしは出かけていたのでメールで
「こんなにたくさん、いつもすみません!ありがとうございます!」
の内容を送ると、
「いいよー、高い安いじゃないから。1番価値があるのは手作りだからね😊」
と娘のバレンタインが上手にできていたことを褒めてくれます。
娘にはかなり甘く、息子にはバシバシと厳しい義兄。わが家にとって貴重な存在のお方です。
子どもたちのみならず、ちゃっかりとわたしまで嬉しいホワイトデー。。
わが家は学区の中でもだんとつに子どもたちが沢山いる地区なので、毎年のバレンタインやホワイトデーの応酬が、ハロウィンさながらです🎃
女の子たちがお友だち同士でバレンタインに贈り合う事はよくある事だと思うのですが…
なんだか分からないのが、息子はバレンタインをくれた女の子以外にも、仲のいい男の子同士でホワイトデーを贈り合います。今年で3年目…。
「好きな人に送るんだったら、オレは〇〇と〇〇が好きやけん、いつもありがとうって贈りたいんよ」と男の子のお友だちの名前を挙げます。
相手の子のお母さんたちと、
「あの子らの考えることはいっつもよく分からんよな〜😂」
って話しながら、結局は毎年本人たちの氣の済むようにしてもらっています。
運動会やらマラソン大会が間近になると、やたらと気合いが入って自主練しまくるような自称体育会系メンバーですが…
「お母さん、いいこと考えたんよ!苺をピックに刺して、ホワイトチョコかけてチョコスプレーしたら良いんじゃないかな⁈」
とか、この時期だけは甘くステキな感性を発揮してきます😂✨
そんな息子がホワイトデーを渡したい相手が、今回は1人増えていました。
近所に住む高校3年生のお兄ちゃんです。
(息子の同級生女の子のお兄ちゃん)
"4月から就職して関東に行くことが決まったから、もしかしたらもう会えないかもしれない。
だからありがとうって言って渡したい。"と。
わたしはそれを聞いて、嬉しいなぁと思いました。
去年のこの時期はすでにコロナの自粛の動きが始まりだして、3月からは学校も休校になっていました。
子どものうちは周りの子たちといっぱい遊んでほしい!という思いはもちろんあるけれど、いま休校のこの状況で子どもたちを好きなように外で遊ばせていて良いのかな。。
家の目の前が大きな公園という環境なので、徒歩1分で遊びに行けるのに、わたしは子どもにGOを言えずにいました。
息子の年齢の子どもたちが集まれば、団子にならずに遊ぶのなんか無理だよ💦と思っていたからです。
地域の方々の中にはお年寄りも沢山いますし、みんな心配の度合いは本当にそれぞれです。
外で、子どもたちがワーワー言っていれば氣になってしまう人もいて当然だと思いました。
学校からもハッキリとした言葉はないまま、周りのお母さんたちと話をしても、「うーん。。」とお互いに言葉に詰まってしまっていました。
そんな時に、その高3のお兄ちゃんが公園に来てくれました。正真正銘のスポーツマンなそのお兄ちゃんはあっという間に子どもたちに溶け込んで、みんなを巻き込んでドロケイ(私が子どもの頃はケイドロの呼び名でした)を始めました。
わが家の窓からはバッチリ公園が見えるのですが、幼稚園さんから小学生まで、みんなが久しぶりにめちゃくちゃ楽しそうに遊んでいました。団子にもならずに🍡✨
とにかくお兄ちゃんの遊び方が見事で、わが家の2人も "〇〇先輩"が来たら絶対にドロケイしに行きたい!めっちゃ楽しい!
と休校中の1番のお楽しみになっていました。
こんなお兄ちゃんって居るんだなぁ〜と、近所のお母さんたちもわたしも、ただただ尊敬の念でした。
学校が再開してからは、放課後の時間にお兄ちゃんと子どもたちでドロケイをしている姿を見ることはありませんでしたが、(土日は遊んでいたかもなぁ…)あの時のお兄ちゃんのドロケイで子どもたちが明るくなったのは確かで、それはわたしに"安心"を与えてくれていました。
昨日、息子と一緒に届けに行った時にはお兄ちゃんは留守だったので、息子は恥ずかしそうに中学生のお姉ちゃんに
「じゃあ、渡してください」
と言ってプレゼントとお手紙を預けていました。
またお姉ちゃんも優しい笑顔で見送ってくれるので…もう、すごい兄妹だなぁ。。と思いながら息子と歩いて帰りました。
息子のお手紙には、
"高校生なのに、時間を作ってぼくたちと遊んでくれてありがとう。
お仕事で遠くに行くのはかなしいし、先輩が居なくなったらドロケイが楽しくなくなるけど、お仕事がんばってね。
またいつかドロケイしようね。"
と書いてありました。
先輩、わたしからもありがとう。
先輩ならどこに行っても愛されるね。
こっそりと離れた場所から、ご活躍を心から願っています。
*ozumajoさんのイラストをお借りしました。鳥の表情がたまりません。ありがとうございます。
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