目は臆病、手は宝
高知県の安田町にあるクラフト前田農園のもち麦畑。
先日、刈り取りのお手伝いに。
小川の向こうにあって川の中をコンバインで通っていつもは刈ってるそう。
川の中を通るのにコンバインのはばがギリギリだから今年はバインダーという小型のでやるそうで初めてだから手伝いに来てってて言われて手伝いに。
やってみると、もち麦があらゆる方向に倒れかかってて刈りにくい。
それと畝があるので押しながらの小型バインダーでは動きにくい。
ってことで
「手で刈る?」
しかないよね。
なんだか、ぼうぜんとする私たち。
仕方なくやってると、腰の曲がったおばさんがやってきて、颯爽と刈りだした。聞くと御年80オーバー。
早っ!
私の3倍早い。
次々と刈っていく。
それみたら俄然やる気がでてきた。
そうなるとどんどん進んだ。始めた時点では、「二人で畑の半分終わったら上等!」と言ってたのに、3時には全部刈り終わった。
三人で休憩したとき、おばさんが
「"目は臆病、手は宝(ほう)"って言葉があらぁよ。見たら呆然とするけど手を動かしたらいつか終わるってこと。」
確かに〜。
最初はこの広さを手で刈り取りするのかと呆然としたけど、やり始めたらリズムができたのと一緒にやってるからやれた。
もち麦の収穫は積み込みも含めて5時に無事終了。
おばさんにいっぱい感謝の言葉をいうと「年季がはいっちゅうきね^^」とのこと。
ほんとに素晴らしい手さばき・身体つかいでした。
お疲れ様でした。
戻って調べてみると、類似の言葉があるんですね。
「目は臆病、手は鬼」
「目は臆病、手は千人」
つぎにこんなことがあったらこの言葉を思い出そうっと♪
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