カスみたいな銀行口座作成の思い出

 大学1年生のとき、奨学金用にみ〇ほ銀行の口座を作ることにした。本人確認書類を持って窓口に行くだけ。簡単やんけと思うかもしれないが、私みたいな社不にとっては、銀行口座の作成は罠だらけなのだ。
 まずキャッシュカードとクレジットカードの違いを理解してなかった。さすがに今は理解してる。けど大学1年生の私はキャッシュカードという文字列から「カード」=「クレカ」=「破産」というオイラーもびっくりな公式を見つけてしまったのだ。もちろん通帳しか作らなかった。
 通帳は郵送されたのだが、たまたま不在で受け取れなかった。ここで社不が発動し、再配達の手続きをすっかり忘れてしまう。思い立ったときには手遅れで、郵便局からは「発送元に返してしまいました」と言われる。
 銀行に電話。事情を説明すると、「そしたら再度再送するのでお名前と口座番号をお伺いしてもよろしいですか?」
 お分かりいただけただろうか。
 
手元には通帳もなくカードも作っていない。口座番号など分かるはずもないのである。
 
「作り直し」の文字を頭に浮かべつつ電話を切る。こんな馬鹿なことするの俺くらいだろうな、と考えたがやりかねない知り合いが何人か浮かんで自我を保てた。
 だがここで、一筋の光明が差す。
 手続きのときに「なんか便利そう」と登録したネットバンキング機能。メアドもパスワードも覚えている。ここからなら口座番号も分かるのでは!?
 結果、勝ちました。すさまじくレベルの低い戦いではあるけれど。

 再配達の手続きはちゃんとやろうな!

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