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セイウンスカイ ~掴めぬ青雲~

お待たせしました。第一回目は現在一番の推し、1998年黄金世代の一角、セイウンスカイについて紹介します。

先日の菊花賞では、かつてセイウンスカイに騎乗した横山典弘騎手の息子、横山武史騎手が、タイトルホルダーに騎乗して、セイウンスカイ以来となる「逃げ切り」で一着を掴み取ったことで、セイウンスカイもTwitterのトレンド入るをするなど話題になりました。

さて、セイウンスカイとはどんな子なのでしょう……?

(以下画像は全て「ウマ娘 プリティーダービー」のゲーム画面をスクショしたものです)

1 とにかくやる気はない

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第一印象は「とにかくやる気がない、ゆるい」笑。トレーニングは気まぐれにサボる。「努力・熱血・根性」というのは嫌い。現代によくいるような子というか、どことなく「諦め」の感情を持っている印象を受けました。これは、走ることへの本能を剥き出しにするウマ娘の中では珍しいタイプですね。ただ、これには、理由があったのです。

2 黄金世代の中での立ち位置

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モデルとなった実在馬同様、彼女の同期は「黄金世代」と呼ばれています。スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、キングヘイロー。血筋と夢と生まれもった素質と身体、これらを持つ彼女たちに対して、セイウンスカイはそういった誇れるものを持っていないと自虐的に語っています。そんな彼女が黄金世代の同期と渡り合うために磨いた武器が「策略」です。彼女の趣味である釣り同様、仕掛けを作り、じっくりと待ち、ここぞというときに動く。そして周囲の期待を一気に裏切る。その感覚こそが彼女のウマ娘としての本能でした。

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しかし、彼女はレースを走るなかで、その「策略」にも限界があることを悟ります。

3 笑顔の裏の「責任感」

シニア期の宝塚記念後、彼女はいよいよ壁にぶつかります。どんなに策略を磨いても、「素質」や「才能」には敵わない。それを知ったことで、もう勝てない、勝てない自分なんかもういらないんじゃないか、という恐怖で追い詰められてしまいます。飄々とした笑顔の裏で、誰よりもひたむきに努力を重ねる。それこそが「本当の」セイウンスカイだったのです。それを知ったトレーナーが彼女を支えていくことを決断し、彼女は再び顔をあげることとなりました。

天皇賞秋のあと、彼女は脚に怪我を負います。幸い重傷ではなかったのですが、スペシャルウィーク、グラスワンダーが待つ有馬記念への出場へは間に合わず、レースを見送る決断を取ったトレーナーですが…

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初めて彼女は、彼女自身の意志で、レース出場への願望を口に出しました。誰よりも勝利を望み、そのために誰よりも努力を重ねる。それが、セイウンスカイというウマ娘の本当の魅力なんだと思います。

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4 王と空

そんな彼女ですが、性格は明るくほんわかとした感じなのか、他のウマ娘とも仲の良い光景が見られます。その中で特にオススメしたいのが、同期のキングヘイローとの絡みです。

一途に、ある意味では愚直に「王」であらんと振る舞うキングヘイローは、セイウンスカイにとっては格好のからかい相手なんでしょうね笑

でも本当はキングヘイローの実力を認めていて、よきライバルであろうとする。おそらく、セイウンスカイはキングヘイローのことが大好きなんだと思います笑

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いかがでしたか?セイウンスカイの魅力がより多くの方へ広がるといいなあ。ではまた次回!

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