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絵本を巡る旅

こんばんは♪

久しぶりにnoteを書きます…。
今年に入ってなんと!東京へ2回、京都、大阪へそれぞれ1回ずつ行きました。

出不精だった私がこんなにあちこち出かけていくとは、自分でも想像できなかったのですが、この原動力となっているのは絵本なのです。昨年まではとある団体の絵本講師ということをしておりました。もともと子どもの頃には絵本が好きで、「もっと字のある本を読みなさい!」という母の目を盗んで絵本を楽しんでいた人でした。
 教育熱心な母でしたが、どうしても母の言うことが納得(?)できず、母の言う通りには行動しなかった私。言うことと母の行動が伴っていなかったんだと思いますが、とにかく小学校の図書室で、絵本を楽しむ子どもでした。
絵本好きになった原点はそこなのでしょう。大人になって母になって、娘たちの保育園では絵本の読み聞かせを推奨し、そこで私は初めて絵本の読み聞かせを知るのでした。
 そうなんです、私は母に読み聞かせをしてもらった経験がありません。なので自分の子供に絵本を読んであげると言う行為を、当時保育士であった夫の母、義母から知るのでした。この時点で私はもうダメ母なのですよ。それでもボチボチと読み聞かせをし、保育園からの月刊絵本をせっせと購入し、ぎこちなく読んであげる。娘たちが小さい頃はこんなでした。なので当然娘たちに身になっているわけではなく、この母を含めて好き勝手やっていたものでした。ですので、周りからの評価もよくありません。

娘たちはあっという間に成長し、絵本なんてものは読まなくなり、ゲームや漫画に走ります、自分がそうだったように。それでも親子で楽しんだりもしてたような気がする。けどそうじゃない時もあった。ブレッブレの母親です。
 そんなこんなで絵本とは縁遠くなり、娘たちの保育園時だに集めた絵本は本棚に置かれたまま、埃をかぶっていましたが、処分することはできませんでした。好きな絵本がたくさんあったから。
かと言ってその絵本を開くわけでもなく、数年が過ぎ、いつのまにか母からおばあちゃになった時、SNSで絵本講師を知ったのです。そして何のためらいもなく絵本講師になり、たくさん絵本を購入して学んでいたのですが、ざっくりと生きてきた私はいつしか自分が講師には向いていないと感じ、そこにいることに違和感を感じました。

絵本を伝える人は品格があって人が集まるような人、知的であり、論理的に考え芯のある人などなど、自分にないものを並べ立て、できない理由をたくさん考え、結局辞めてしまいました。
だからと言って絵本と離れたわけではない。むしろ自分のために楽しめるようになったかなと思います。どうしても「人に伝える」という視点で絵本を見てしまい、もちろん楽しんではいるのですが、心の底から楽しんではいない…。今はそれがなくなり、とにかく自分が楽しむためにそして孫たちと一緒に絵本を楽しんでいます。その延長で、絵本屋さんや原画展に行くことで私なりの旅ができるようになったのです♪

東京へは娘が住んでいることもあり、また絵本仲間と一緒に絵本屋さんを巡ったりします。
昨年12月に娘に子どもが産まれ、7人目の孫に会いに行きました。当時はまだ首も座ってなくて恐る恐る抱っこしたことでしたが、早くくも9ヶ月となり、ずり這いがめちゃくちゃ早くなっててつかまり立ちまでできている!本当に子どもの成長って早いなぁ…。
そしてこの時期に大好きな絵本作家さんの原画展と個展が重なり、これは行かなきゃ!ということで東京行きを決めました。

なぜ町田尚子さんなのか…
1番初めに出会ったのは本屋さんで見た
「なまえのないねこ」。小さな緑の目の猫に一目惚れして我が家へ迎えました。そして読み進めると、私が1番に求めていた答えがそこにあったのです。会うべくして出逢った絵本だと思いました。
猫の絵だけでなく、街並みやその表情、よく見るとちょっとお茶目な、クスッと笑える箇所もあり、他の絵本も読んでみたくなりました。
その次に出逢ったのが「ネコヅメのよる」。町田尚子さんの愛猫を描いた絵本ですが、その表情の豊かさが私の心を鷲掴みにしました。
東京行きの深夜バスの中、LINEの相手は末娘の嫁ぎ先の義母。この絵本の話をしたら早速youtubeで調べてかわいいです!と話してくれました。なので義母へのお土産に、「なまえのないねこ」の絵本を購入。手元に届いた翌日くらいに8人目のお孫さんが生まれたそうです。お孫ちゃんと一緒に絵本を見てくれたら嬉しいですね(^-^)上野松坂屋での『隙あらば猫』展には娘一家も訪れ、猫を飼っているというダンナ様のお義母さんにも絵本を購入したとのこと。町田尚子さんの輪が確実に広がっています…というか広げています。

次回は来年2月に三重で行われるとこのとなので、今からしっかり計画立てようかと思います!


でもやっぱり孫に1番癒されましたね(^^)

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