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[第016話]兎角この世は可惜身命

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【可惜身命】
読み:あたらしんみょう
意味:身体や命を大事にすること。「可惜」はこのままにしておくのは惜しい、もったいないという意味。対義語に、「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」という、自分の身体や命を惜しまないという意味の言葉があります。
(参考:日本漢字能力検定協会『漢検四字熟語辞典』)
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どうでもいい話ですが、最近風邪をひかなくなりました。職場のメンバーが順番に風邪をひいたり体調を崩したりするなか、私だけ風邪をひかず・・ということもありました。
インフルエンザも最近は罹ってないですし、コロナも今のところはまだ罹っていません。花粉症にはなっていますが。

「なんだこいつ、ただの健康自慢か」と思われた方もいらっしゃると思いますので補足しますが、風邪はひいていなくても、頭痛がしていたり、疲労が抜けていなかったりすることはあります。特に私の場合、寝不足になるとそれが顕著です。

そして、それが積もり積もって身体が悲鳴をあげ、全く働けなくなった時期がありました。
何を見ても聞いても笑えず、自分の感情が全部砂嵐のようになり、理由もなく家族に八つ当たり。突然仕事に行けなくなってしまい、それから1年間全く仕事ができない「暗黒の日々」を経験したのです。
(お医者様とお薬のお陰で、現在は快復しています)

このことから、「健康」に少し意識を向けるようになりました。
特に、「野菜から栄養を摂ること」「よく寝ること」、これは最低限意識しようと思っています。
「野菜から栄養」といっても、たとえば夕食を外で済ませる場合であっても、サラダであれ付け合わせであれ、何らかの野菜は食べるようにする、自炊のときは冷蔵庫にある野菜から献立を考えてみる、お弁当に最低1品は野菜を使ったものを入れる・・とか、そのくらいですが。
(お弁当も、冷凍食品やスーパーのお惣菜の世話になることもあります)
あとは私の体質上、長めに睡眠時間を確保しないと身体に影響が出やすいようなので、早く寝られる日は早く寝るようにしています。

ところで、意識はしていないけれど、「実はこれって意外と健康維持に役立っているのではないか?」と思うことがあります。
それが、笑うこと。

笑い

何かに対する愛想笑いではなく、「おもしろい!」と心から思える事柄に対して笑う。誰かへの嘲笑や、揶揄で生まれる笑いはダメですが。

たとえば私の場合、注目している漫才師さんがいるので、時々その方たちのライブを観に行ったり配信を覗いたりしていますが、ライブの帰りや配信終了後は割と気分が高揚していることが多いです。帰りの電車でライブを反芻していそうな笑みを浮かべているこんにゃくがいたらそれは私です。

ライブや配信で笑って、「明日も頑張るか」と前向きな気分になれることが、食欲増進や疲労回復に繋がっているのかもしれません。「来月のイベント行けるかな」と考えている時間も楽しいですし。
あくまで個人の見解ですが、私はこのライブや配信を時々観るようになってから、身体の不調が減ったような気がしています。もしかしたら私の思い込みかもしれませんし、これが「笑い」の効能によるものなのかどうかも分かりませんが、少なくとも笑ったり、外に出たりすることが私の健康維持に何らかの形で役立っていることは確かではないかと。

健康だから、ライブを観られるのか。
ライブを観たから、健康になるのか。
「鶏が先か卵が先か」の理論のようですが、どっちもあると思います。

人間、フルスロットで飛ばし過ぎたら、遅かれ早かれどこかでガス欠がきます。だから自分の疲労やガス欠を感じたら、美味しいものを食べたり、睡眠をとったり、趣味に没頭したりしてガソリンを補給することが大事なのかと思います。
特に私はガス欠が起きた時に「見て見ぬ振り」をしたことで復活までに1年を要した過去があります。あの時を繰り返さないよう、そしてあの時の症状を再発させないよう、健康に留意して、少しでも長い時間笑って過ごせたら・・と思っています。

(2024/02/21)

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