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自宅購入_パート①(賃貸→購入)

自宅購入について、数回に分けて投稿します。
1回目の本日は賃貸から購入に転じた理由について。

自宅購入の理由

自己紹介に記載した通り、私はずっと賃貸派でした。
何かあった際の引越のしやすさや、地方に住む可能性もあったので、賃貸が向いていたのです。尚、パートナーは特にこだわりはなく、「生活がしやすい場所で住み心地の良い家ならどこでもどんな形でもok」というタイプです。

そんな中、地方に住むことが当面なくなりました。引き続き首都圏にいることとなったものの、今の賃貸は手狭なので転居先を探すことに。

理由①当面の住宅費固定化

住む場所を考えるにあたり、子どもが住む場所による影響を受ける年齢の間は極力転居をしないで済むこと、そして夫婦の仕事と育児の両立のしやすさの2点を重視してエリアを選定しました。

一方、希望するエリアは賃料の値上がりが話題になっており、実際、同じエリアの我が家も直近の更新で若干値上がりしましたし、以前住んでいた家(より人気の高いエリア)はこの5年の間に4.5%も値上がりしています。

そこで「住宅費を固定させる為に購入もありかも」という考えが浮かびました。
将来の不動産価格や賃貸価格がどうなるかはわからないものの、当面は引き上げリスクが高く、一方それを打ち消し続けられるほど収入が引き上がるかは疑問符です。

変動項目は少ない方が将来の収支は見通しやすく、家計をやりくりするストレスも減ることから、住居に関する支出を固定できる点にメリットがあると感じたのです。

理由②希望するエリアが一定の層に人気のエリアだったから

不動産素人の私でも今は高いという認識があり、何年住むかにもよりますが、購入よりも高値で売却できることは愚か、値下がる可能性も十分あるだろうと考えています。
そして、私達の年齢からしても、今購入したとて終の住処にするにはまだ早い、とも考えており、いずれにしても住み替えは必要になると考えています。

それでもこのタイミングで購入に至ったことには2つ理由があり、1つは今回希望していたエリアが一定の層に底堅く人気のエリアだったからです。
この人気は時代が変わっても続くと考えており、今後人口が減ってもその影響は小さく、仮に不動産市況が冷え込んだとしても、値下がり幅は首都圏の他の場所よりも小さく済む可能性が高い、と考えたのです。

理由③ローンを組むのに良い条件が揃っていたから

このタイミングを選んだもう1つの理由は、年齢・職歴・金利環境の3点で丁度ローンを組みやすい条件が揃っていたからです。

今の不動産価格は高いとは言え金利が低い為、フルローンを組むことで貯金は賃貸とあまり変わりなく運用に回すことができます。

また、賃貸であれば住宅費は支出のみとなりますが、購入した際にはそれに加え、売却時に手元に現金が残る可能性もあります。

尤も、不動産市況の下落幅次第では、賃貸以上の支出となるリスクも当然あり、いかんせん将来の正確な見通しは誰にもできないので、この点腹落ちする整理をしうるかは非常に重要なポイントだと思います。腹落ちする整理の解は家庭によって様々だと思いますが、一例として我が家の整理を記載します。

  1. 売却価格が購入価格を下回っても家計に影響が生じない範囲で購入

  2. 不動産市況は経済市況に遅れて変動するので価格下落が始まった時点で検討

1つ目は、資産性の部分は最悪は住み替えを諦めて老人ホームの頭金程度になれば良しとし、金利を含めたローンの返済額が我が家の将来収支と、老後を邪魔しない程度の運用の取り崩しで賄える金額であれば”家計に影響が生じない”という整理をしました。最も健全な形はその時々の収支で賄える範囲の家を買うことかと思いますが、希望エリアで購入できる物件はなかったので、我が家はその時々の収支のみでは賄えないリスクをとり、この様な整理をしました。

2つ目は、不動産価格は経済情勢から一段遅れて変動するという特性がある為、購入におけるリスクケースの不動産市況の冷え込みが顕在化した際には、売却して別の物件を購入するなり賃貸するなり不動産自体は損を決め込んで持ち続けるなり、その時点でその時々の自分達に合った検討をすることができます。賃貸におけるリスクケースと比較して、リスクケースが顕在化した際に打てる選択肢が多い、と考えたのです。
この様に考える背景には、パートナーも私も物事の満足度を測る際、全体のバランスを重視するので選択肢多い方を優先しがちであることが影響していると思います。

尚、2点目については、不動産市況をウォッチし続ける手間や、売却は賃貸の住み替えとは比べ物にならない位手間がかかる、というデメリットもあり、そもそも賃貸と比較するには尺度が違いすぎて賃貸の方が良い、という答えもあると思いますので、どう考えるかは人と家庭の数だけ答えがあるのだろうと感じています。

おわりに

以上が私が今回賃貸から購入を選択した理由でした。

本文中に記載するスペースを作れませんでしたが、我が家は新NISAが始まるタイミングでこの先30年のざっくりとした収支計画を見直しており、それを叩き台に今回賃貸と購入の比較をしました。
作成したのは収支を見るキャッシュフローと、収支を踏まえた貯金や運用の推移を見るバランスシートの簡単なものですが、将来の数字が見えるので、夫婦で懐事情の共通認識を持つことができ、物件探し等お金が絡む夫婦会議がとてもスムーズに行えました。
家庭のことになるとめんどくささが勝って後回しにしがちでしたが、改めて重要性を認識したので、これからも定期的に見直ししていこうと思います。

久しぶりに文章を書くので、1つ記事を書くだけでも大分時間がかかってしまいました。。。

次回は物件選びについて書きたいと思います!



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