発達障害日記0802（デイリーポータルZが黒字だそうでよかったな！の話）

・大好きな面白サイト、デイリーポータルZが黒字だそうでとても嬉しい。良かったなあ

　デイリーポータルZ、20年来のファンなんだけど、ずっとどこかの会社の中の面白部門だったのに、近年独立してデイリーポータルZサイト専門の会社になった（編集長が社長）。それが黒字になったよ、という記事があり。嬉しい！

・でも、ファンからすると割と当然というか、なんかわかる気がするんじゃが

　なんてゆーか。。
　だって、面白いもん。
　紋切り型で「多数派にウケる」書き方が跋扈するWebサイトで、面白い記事なんてもうほとんどない。オモコロ、虚構新聞、デイリーポータルZ、とかかなあ。
　わたしもWEBライターをほんの少しやったことがあって、その時に言われたのが「SEO」だった。インターネッツはたくさんの人に検索されたものが上位表示される（求められているから優先度を高くする、検索エンジン最適化）。
　だから、、、、「人がより多く検索しているワードで記事を書け」。
　いまだに心底嫌いな考え方。
　デイリーポータルZはそこから真っ向から反する記事を作ってる。いやウソ。バズったら嬉しいとは思うけど、SEOから書きたい記事を探したりはしない。
　それが読みたい記事じゃん？
　だから面白いわけだし、他のサイトとは一線を画してて、そりゃ黒字化するだろって。

・現代の寓話のようだ

　SEOに血眼になってつまらない記事を量産するサイトはいつでも火の車で、SEOを気にしないデイリーポータルZは黒字化。
　それは。。そうだろう、としか。
　もはやテキスト記事なんてAIに書かせればコストは超最低限に抑えられる。AIは集合知だから、それこそ人が興味を持ったものをどんどん学習する。SEOなんて目じゃない、「たくさんの人が検索している情報」はもはやAIによって無料で配布される。
　結果、AIにはとんと理解のできない、ニッチで個人的な物語が求められてお金が集まる。
　
　わたしはAIそのものの創作性については特に何も思ってないのだけど、「くだらないクリエイティブを薙ぎ倒す」AIの力には大変賛同する。しょーもないSEO記事を軒並み滅ぼして、本当に好きなことを書ける時代になるといいな。