見出し画像

ツイキャスプレミア配信《松岡英明LIVE | club VALENTINE❤︎2023》2023年02月14日(火)夜公演@錦糸町rebirth

【松BOWいわく『今ここで歌う歌は一度きり』】

ライブ二日前、松BOWはSNSで「最近は『これが最後のライブになるかもしれない』と思いながらステージに立っている」とメッセージを発信していた。
それは、ネガティブな思いからでなく、ここ数年のコロナ禍や、不安定な社会情勢、自然災害などに思いを馳せ、『当たり前だと思っている日常が、いつ突然に失われてしまうかもしれない』との思いと、ご自身が人生の折り返し地点を過ぎたことからも、『今』の『思い』を大切に込めたいという思いがあるよう。
書かれていた『今ここで歌う歌は一度きり』が印象に残った。
ライブはよく『一期一会』と言われるけれども、その言葉の重みが強く感じられた。

そんな思いもあるからか、ここ数年の松BOWは、ファンに対しての思いの表し方が手厚くて(いわゆる『ファンサ(ファンサービス)』なのだが、ご自身は『感謝の気持ちだからサービス』ではないと仰っていて、至極松BOWらしいと思った)、毎回ライブにはありったけの思いを込めて開催しているのだろうなと思う。
ファン冥利に尽きる。
ちなみに今回は、会場来場者には、カメラマンの藤沼さんがデザインされたチロルチョコ(白、黒、ピンクの3バージョン)をプレゼント。
サイン会(物販商品購入者が参加可能)では松BOWから面と向かって『大好き!』と言葉のプレゼントを貰えるという、スペシャル回。

が、私はいまだ東京へのライブ参加は叶わず、ツイキャスプレミア配信での参加となった。
(なので、可愛いチロルチョコの画像はなく、ごめんなさい。松BOWのSNS公式アカウントにてアップされているので、そちらご覧下さい)
会場参加できないばかりか、チョコも『大好き』も頂けず、本当に涙ちょちょ切れるほど残念だけれど、コロナ禍前だったら、平日開催だと、ライブすら観ることができなかったのだから、配信して下さるrebirthさんに感謝!

この日のセットリストはこちら。

ライブチケット発売の詳細ページに、『バレンタインならではの特別なセットリスト』とあったが、確かに通常のライブではあまりセットリストに入らない曲が多く、また、そういう曲のファンも多く、ライブ中は感動の涙、涙のコメント欄だった。
ライブ後の感想では、会場、配信どちらの参加者も『私のためのセトリ』との感想が多かった。(私もその中の一人)
たくさんのファンにそう言わしめる松BOWさすが。

【さまざまな愛の歌】


オープニング【00 Scene from Paradise】は毎回、これからどんな景色を観ることができるのかと、ドキドキとしながら待つ高揚感に溢れている。
以前にもライブのオープニングとして使ったことはあるのだろうか?
しっくりと来る曲だ。
期待に胸膨らましつつ、松BOWの登場を待っていると、イントロでさりげなく登場。
それがなんとも余裕あるオトナな雰囲気で、キュンと来た。
そのイントロとは
【01 Edge of Space】
即座にこの曲が1曲目だった《The One #05》(2019年3月24日錦糸町rebirth)を思い出す。(会場参加したので覚えている)
あの時も、ロマンティックで浮遊感あるイントロに胸ときめいたっけ。
当時開催されたのは桜が咲き始めた時期で、松BOWは、『花が次々と咲くイメージのあるこの曲を選んだ』というようなことを言っていた。
ときめくバレンタインにもぴったり。

ステージに登場した松BOWの衣装は、黒のスーツに鮮やかな濃いピンクのシャツ、
黒の細身のネクタイ。
シンプルな装いの中に、黒と濃いピンクのコントラストが効いていて、スタイリッシュかつ大人スイート。
さすがの装いなのだけれど、そもそもがご自身が放つ魅力というかオーラというかが半端なくて、何度ライブを観ても、登場された瞬間、毎回まぶしく思ってしまう。

年末に風邪を引いたとツイートがあり、長引いていると呟かれていた咳や、体調そのものも心配していたのだけれど、咳き込むこともなく歌はいつも通りだったし、パフォーマンスはしっとりした曲多めのセットリストなのもあり、こちらもいつも通りに見えホッとした。
(ライブ数日後のツイートで、まだ体調が戻っていないことを知り、そう見せないところはさすがと思いつつ、回復を祈念。)
『ようこそ松岡英明の音の世界へ。
今日は愛の歌ばかり歌います』と溢れる笑顔でMC。
なるほど、と思っているうちに流れたイントロ。
【02 Nine Miles High】!!
反戦を歌った曲で、セットリストに組み込みにくいのか
なかなかライブでは聴けない曲。
以前、ライブ会場での記入式アンケートで、『ライブで聴きたい曲』の欄に何度も書いたけれど、ついぞ聴いたことのなかった曲なので、配信とはいえ聴くことができていきなり号泣。
何度かブログやツイッターで書いているけれど、この曲は、反戦をテーマにしてはいるけれど、あからさまな反戦メッセージではなく愛を歌っているところが松BOWらしいし、彼が歌わないと説得力の無い曲なのだ。
(身近な人を大切に思うことが世界平和に繋がるって、いつだったか松BOW、仰っていなかったっけ?)
こんな大きな愛の曲を、バレンタインに聴けちゃうなんて!

などと感動に浸っていると、次々に歌われるさまざまな愛の歌。
【04 Your Love is My Sin】も人気曲ながら、なかなかライブでは歌われないので、美しいピアノのイントロが流れて涙したファンも多かったと思う。
発売当時に『この歳(21歳かな?20代始め)でこんな達観した曲を作るなんて!』と思った衝撃がよみがえる。
ブックレットに載っていた和訳のタイトル『きみの罪は僕の罪』からして!
《 Love》を《罪》って訳しちゃうセンスに、ハートのど真ん中射抜かれ…。
(愛って、それが純粋であればあるほど罪だったりしますよね……)
さらにそれは『僕の罪』って、もう参ってしまう。
歳を重ねた今、改めて恐ろしいほどの才能だなと思う。
松BOWを照らす照明がまるで月明かりのようだったのも、想像力をかきたてられた。
( 追記:後日、松BOWがツイキャスプレミアのアーカイブを視聴しながらツイッターでコメントするという、視聴会的な機会を設けて下さり、ファンはハッシュタグで参加。← #くらぶばれんたいんにーぜろにーさん
その時のコメントでは、【Your Love is My Shin】は、《The One》用に、すべてご自分で打ち込んだとのこと!
生ピアノでの演奏だと思っていたのでビックリしました。)

個人的には【06 Believe in Your Eyes】に一番グッと来た。
私にとって、『松BOWは《My Shining Star》だ!』と鮮明に位置づけられた楽曲でもあり、特別な曲。
(松BOWは、日が落ちて、心細く見上げた暗い夜空に一際輝く星。たとえ雲で見えなくとも、確かにそこに在って見守ってくれている、心強い存在。)
1コーラスはカメラ目線で(カメラのエフェクトか、モノクロっぽく、でもrebirthさんのロゴと、松BOWのシャツが赤味を帯びて浮かび上がっていたの素敵だった)、2コーラス目は会場に目線を変えて(画面の色味は元に戻っていた)歌っていたのも、配信、会場どちらのファンも大切に思ってくれているのが伝わってきてうれしかった。
配信だと、映像の楽しさが味わえる点も良く、会場参加できた際でも、配信のチケットを購入すると、楽しみが何倍にもなるのでお勧め。

そこからの【07 百年の恋】までが号泣セクション(多くのファンはそうだったと)。
松BOWが愛を歌う表情や声が、どこまでのやさしくあたたかくて、それも涙に拍車をかけた。
幸せな涙だった。

【換気タイム】

前半終了後の恒例換気タイムでは、ラジオ番組『松岡英明のポップランデブー』(レインボータウンFMで、第4土曜17時~18時放送)からのナレーションと番組内で紹介された楽曲が流れた。
今回使われたのは全編松BOWからの『手紙』としてのナレーションの回。
(選曲のテーマは特になし)
さまざまな相手に向けた、手紙のナレーションは、どんな対象に向けたものかと想像するのも楽しかった。
流れた曲は
・タイムマシンにお願い / サディスティック・ミカ・バンド
・うたかた歌(feat.菅田将暉)/ RADWIMPS

【後半は次第に熱を帯びて】


後半のスタートは【08 Winter White Rain】
ヴァージニア・アシュトレイさんと松BOWの重なる歌唱部分が、崇高で美しく、さながら天空を舞う天使のハーモニー。
舞い落ちる雪を、地上から見上げている人間を天国へいざなうシーンが浮かんだ。
手を加えられたであろうコーラス部分のアレンジも、天空の高いところからの景色を見せてくれ、うっとりと聴き入った。

衣装チェンジした松BOWは、ガラリと印象を変えて。
黒のTシャツには《PUNKS NOT DEAD》のロゴ。
(追記:なんとこちらのTシャツは35年くらい前←デビューしてすぐ? からお持ちのもので、なんとなんと!同じTシャツを2枚所有されているとのことに驚き。物持ちの良さは知っているけれど、同じ物2枚って!よほど気に入られたのだなと。
確かにかっこよ!なTシャツ)
ジーンズにダメージ素材のジャケットを羽織って、シルバーのスターモチーフのネックレス。
ワイルドな装いもよく似合う!

【09 あの恋のメロディ】では間奏部分で『楽しんでいますか?』と観客に向けて声かけ。
『良かったら歌ってくださいね』とも。
そう!この日はマスクを装着してだが、声出し解禁となっていて、
それもこの日の目玉だったのだ!
会場参加された方々の感想では、『あまりにも久しぶりの声出しに、最初は戸惑った』との声も。

画面から会場の声出しがよく聞こえたのは
【14 堕ちてきた天使】
こちらはライブでは盛り上がる定番曲。
『キャー!』や『まつぼー!!』が聞こえてきて、松BOWはさぞかしうれしいだろうなと、こちらも感無量。
やっぱりライブはこうでなくちゃ!

前後するが、ジャケットを脱いでT半袖シャツ姿になった【12 Blow Up】では、さらに袖をまくり上げるという罪深い(?)ことをして、コメント欄が絶叫とハートの乱舞。
(普段肌をほとんど露出されない分、ギャップ半端ないです参りました!)
ここから怒濤のアゲ( ↑ )ゾーンで会場の観客が跳ねているのを見て、こちらもヒートアップ、会場参加したい気持ちが募った。

【14 堕ちてきた天使】がラストソングで、(間奏部分での、定番となったかくれんぼに、跳び箱が加わったのが(未遂)個人的ツボでした。可愛い…)舞台袖に去る松BOWに、すかさずアンコール。
しばらくすると、『ポップランデブー』のナレーションと、曲が流れた。

・Sunny Days / Sarah Lーee
・小さな夢 / ヒグチアイ


そして、2度目の衣装替えで現れた松BOWは、花柄のシャツに、ダークレッド(バーガンディレッド)のスーツ。
またもや一転してエレガントでノーブル。
本当に何をお召しになってもお似合いの方だ。

【15 Strwaberry Kiss Kiss】は珍しく椅子に座って。
ピアノのみのシンプルな伴奏が、松BOWのヴォーカルを際立たせる。
ちょっぴり切なさを感じるイントロも素敵だ。
間奏で『みんな!大好きだよー!!I Love You !』と言ってくれたのもうれしかった。
そして、余韻に浸る間もなく、ピツ!と撮影時のカメラの音が。
【16 すべてはきみの瞳の中に】!!
またもや来た!大好きな曲が!
なので、ここでも涙。
ハッピーエンドの恋愛映画のエンドロールで流れる曲のイメージ。
(>映画みたいなあの日の出来事を、という歌詞があるからかな)
ああ、良いライブだったなって、曲中でライブの余韻に浸れる曲だ。
間奏で、観客に『大好きー!』と言わせる松BOWがキュートだった。
(わかっているくせに欲しがりさん ♡)

この曲で本当にラスト。
お辞儀をする松BOWのBGMにはYELLOW MAGIC ORCHESTRAの『キミに、胸キュン』。
ポップランデブーで放送されたのはバレンタインデー前だったけれど、バレンタインにピッタリの選曲。
去り際、配信用カメラに向かって指ハートし、会場に向かって、チェキ会、サイン会のお知らせをし、丁寧にお辞儀をしてから去って行く松BOWに、『あっという間のライブだったな』と、一抹の寂しさを感じていたら、一切の音がプツリと切れ、流れたのは……
【17 Wonderland】!!!!
会場からもコメント欄からも大歓声!!
登場した松BOWは満面の笑みで『やっぱり松岡英明のライブはこうでなくちゃね!』と。
どうやら、昼公演では演奏されなかったらしく、夜公演のみのダブルアンコールだったよう。
さ!す!が!
ここでも、会場参加者は思いっきり歌ったらしく、コール&レスポンスもあったりして、本当に松BOWは楽しそうだったし、会場のはちきれそうな楽しさが伝わってきた。
私も自室で歌ったけれど、やっぱり会場で歌いたい! 
叶いますように!
( 追記:配信で、会場から『Wonderland!』と歌っているのは聞こえたけれど、会場での音量は、スピーカーからの音量を上回っていたそうで!それはデビュー36周年の松BOWも聞いたことないほどで、驚いて歌詞が飛んでしまったそう。
ますます会場参加したかったなと思う)

アラフィフにもなると、ときめくバレンタインには縁遠くなってしまうのだが(私だけかも)ずっとときめきっぱなしのライブだった。
松BOWの愛♡が目一杯詰まった、素敵なバレンタインLIVEだった。
今年は松BOWに、チョコも、直接の『大好き』も伝えられなかったけれど、松BOWの『大好き』は確かに受け取ることができたので、まだしばらく寒い冬だけれど、乗り越えられそう♪
ありがとうございました🍀







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?