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松岡英明☆37周年記念東名阪ツアー《3×7WONDERS》/大阪:北堀江club vijon ☆ 2023年11月03日(金祝)昼公演13:30/夜公演14:00☆ツイキャスプレミア配信


〈ツアータイトル《3×7WONDERS》とは〉

『松岡英明』
1986年11月1日、布袋寅泰&ホッピー神山プロデュース
シングル《Visions of Boys》
アルバム《Visions of Boys》にてデビュー

今年2023年にデビュー37周年迎えられました♪

前回ツアーの告知の際の説明によると
『37』というキーワードを『3』と『7』に分け、(まずその発想力に驚き。分けちゃうんだ!)3会場(東京、名古屋、大阪)×7WONDERS(7不思議)をテーマにするとのこと。
ちなみに読み方は
《3×7WONDERS》(スリー・バイ・セブン・ワンダーズ)
その後、セットリストが
③曲×⑦つのWONDERをテーマにしたセクションで構成されることも明かされた。

ライブ前に、セットリストの予想が募られ、ファンの方々がXに投稿。
私も直感強めで予想。
(予想した内容を記したブログのリンク)

そして、10月29日東京公演(錦糸町rebirthさん)からツアーはスタート。
私は夜公演を配信で視聴した。
演奏される度に『やっぱり!』『そう来る⁈』『なるほど』など感想の他に、どうしても自分の予想の当たり外れに気を取られてしまって、もったいない気がしたので、大阪公演では『ただただ楽しむ』と決めて参加。

今回も昼公演+夜公演+ツイキャスプレミア配信アーカイブの感想を綴ってゆきます。

〈『松岡英明の音の世界』で巡る《7WONDERS》の冒険の旅〉

まず問いたい。
Q『冒険の旅』は好きですか?

私自身、普段の旅行では、アクシデントやトラブルに出会わぬよう、出会ってしまっても対応できるように、入念な下調べをして出かけるくらいなので、何が待っているかわからない旅は、正直ごめんこうむりたい小心者。
が、小説や映画なら大歓迎!
自分がリアルに体験できない旅を、想像の翼を広げて楽しめる。
《3×7WONDERS》も、そんな旅。
なんと言っても松BOWがナビゲートしてくれるのだし、絶対カクジツに楽しい!

ではここでセットリスト、もとい、
冒険の旅の行程表を。

セットリストを見るだけで、ワクワクなストーリーを想像できる。
ファンタジックな世界が待ち受けているに違いない。

しかし。

ツアー前の松BOWのインスタにアップされたメッセージによると、裏テーマは『意思を疑え、ビジョン(幻想)に抗え』だそうで。
ワクワクなだけでは済まされない、
『松岡英明の音の世界の冒険』

オープニングは恒例、【00 Scene from Paradise】が厳かに流れ、松BOWの声でカウントダウン……と思いきや。
『3(スリー)』の部分で一瞬間が空き、繰り返し→巻き戻し。
あれ?と思っていると
『3×7WONDERS』とツアータイトルのナレーション。
ああ!なるほど!!
いつもとは違う。
一気に冒険の旅へと引き込まれた。

《section1 バミューダ・トライアングル》
【01 Young Pirates】でスタート!
ダークレッドのロングジャケットの松BOWが、弾ける笑顔で登場!
夏はカジュアルな衣装が続いたので、デコラティブなお衣装に新鮮な感動。
ノーブルな雰囲気がもともと備わっている松BOWは、本当にこういう衣装が似合う。
(海賊船の船長のイメージもある?)

37周年おめでとう!!
会場はすでに大盛り上がり!!
冒険の旅の1曲目にふさわしい、ワクワクなスタート。

【02 Around the World ~Glamarous Field~】
個人的な話で恐縮なのだけれど、こちらの曲、ファン復帰して最初に参加したライブで久しぶりに聴いて、大好きになった曲。
この曲が収録されている2ndアルバム《Divine Design》は発売当時も何度も聴いたし大好きなアルバムなのだけれど、ライブで聴くと、どうしてこうも違って聴こえるのだろうと不思議に思えた曲。
なので個人的に爆上がり。
それに加えて、最近の松BOWライブは、観客の何かしらを解放させるチカラが回を重ねるごとに強く働いているらしく、弾けまくってしまった。

【03 Nine Miles High】
ここで⁈と驚き。
曲の印象は明るくポップだけれど、よくよく歌詞を聴くと重大で深いテーマを歌っている楽曲。
その曲が最初のセクションで来るとは!
が、このセクションは、数々の飛行機が謎の行方不明になった《バミューダ・トライアングル》だった、と気づく。(遅い)
納得の選曲。

この楽曲で、松BOWが物語の登場人物を演じるパフォーマンス。
ストーリー性を感じて惹き込まれる。
この日のライブは、全体的にストーリー性があり、随所にそんなパフォーマンスが見られた。
ミュージカルともまた違う、松BOWならではのステージ。

《Section2 ソロモン》
昼公演、【04 Here Comes the Wild Times】ではロングジャケットを脱いでパフォーマンス。
(コルセットが印象的。)
盛り上がる曲であり、松BOWの声もここへ来て一層伸びやかに。
松BOWの金色の髪が、vijonさんのシルキーで鮮やかなライティングに、時折り染められるのもまた美しい。

松BOWが、初日東京公演の際に種明かしして下さった、セクションごとのハンドサイン。
(各セクションの一曲目で数字を手で表す)
頭の中に、各セクションのテーマが覚えようとしたわけでもなちのに入っており(セトリを予想した際に入ったと思われる)、さりげなく場面が変わったことを知らせるハンドサインのアイデアさすが♪

昼公演は何事もなく進んだ冒険の旅だったのだけれど(と、思っていたら、昼公演の際に、松BOWのMacBookが起動しないという機材トラブルがあり、公演中止も考えていたそうで。奇跡的に復旧して本当に良かった。)夜公演、あれ?と違和感。
サビでいつも腕を上げる部分、後半上げていなかった。
すると、次の【05 Love + Harmony】で、ネクタイを外し、三角巾にして右手を吊る松BOW。
一昨年の東名阪ツアーで新大阪駅の階段から転落、脱臼した右腕がまた外れてしまったよう。
一瞬で肝が冷える。
が、一昨年の東京公演でも、ステージ上で脱臼した際に、進行を止めることなく最後まで歌いきったことを思い出だし、心配そうな顔で見守るより、楽しむべき!と思い直す。
松BOWは相当な痛みだろうに、ボーカルにはその影響は全く、【Love + Harmony】の平和への思いや【06 Divine Design】での絶唱に心を強く揺さぶられた。
(後日、松BOWの公式Instagramアカウントにアップされた記事では、咄嗟の機転で腕を吊ったのが幸いして、ステージ上で腕が元に戻ったそう。
【Love + Harmony】で、腕を吊っていたネクタイを外し、右腕も動かしていたので、大丈夫なのかなとは思っていたけれど、そんなことあるのかと驚いた。)
ここで松BOWはステージを去り、インスト曲【07 Emerald Tablet】【08 Light and Colour】が流れる。
歌詞のないインスト曲は、言葉では表せない部分を表現されているようで、私自身の脳裏には、さまざまな色や光で彩られた抽象的な映像が流れる。
そして、会場の大きな音に包まれると、曲の中に溶け込んで、楽曲とひとつになったような感覚を覚えた。

ところで、再び個人的な話で恐縮なのだけれど、この日ライブ前に、中之島美術館で開催中の『テート美術館展 光ー ターナー、印象派から現代へ』を鑑賞。
松BOWが【Light and Colour】【Shade and Darkness】を作られるきっかけとなったターナーの同タイトルの絵画も鑑賞してきた。
松岡英明ファンなら見ておきたい絵画の一つ。
それを観た後に聴いた【Light and Colour】は感動的だった。
ターナーの絵を見て松BOWの楽曲を思い浮かべ、ライブ会場でインストを聴きつつターナーの絵を思い出し、なんとも不思議な感覚にとらわれた。
(撮影OKだったのでシェアします)

先に【Shade and Darkness】が
展示されていました
描いたのはどちらが先なのでしょう
Light and Colour
図録や画像で観るのとは
全然違う
展覧会でも人気でした

【Light and Colour】の旅が終わると、【09 IT】のイントロが流れ、松BOW再び登場。
夜公演ではデビュー当時に着用されていた赤と黒のジャケットで登場。
(昼公演ではアンコール時にお召しになられており、チェキ会もそのお衣装でした。)
着替えが出来るということは、腕は大丈夫なのだな、と、ここでようやくひと安心。
重心の低さと熱さを感じる楽曲に浸った。

《Section4 スフィンクス》
続いて【10 Don't Look Back】
【11 Deep Inside】は、裏テーマ
『意思を疑え、ビジョン(幻想)に抗え』に通ずる選曲。
歌詞(日本語訳詞も)を改めて読んで、その深さにも改めて驚く。
凄い才能って何度も思ってきたけれど、改めて感動。

かと思うと【Don't Look Back】では
> Don't yield to shouting crowds and their force の
【force】の部分でハンドサインで『4』を出すお茶目さ。(フォー【four(4)】に掛けた英語の駄洒落? 笑)
シリアスな曲なのについ笑ってしまった。
【Deep Inside】での、深い海に潜るがごとくのパフォーマンスにも目と心を奪われた。
音の海を自在に泳ぐ松BOW。
スフィンクスセクションを締めくくる
【12 憂鬱な太陽 孤独な月】の流れも着地も良かった。

凝ったセクション設定のストーリーに沿いつつスムーズな流れで、代表曲や、(ファンにとって)マニアックな曲も入っている、なんともうれしい素晴らしいセットリスト。
毎回のことながら神セトリ。

《Section 5 バビロニア》
冒険物語もクライマックスに向けて加速。
【13 デジャ・ヴ】【14 Vision】【15 Kiss Kiss】と、『みんな大好き』な楽曲が続いた。
【13 デジャ・ヴ】【15 Kiss Kiss】は、CLAMP先生の作品OVA《東京BABYLON》《東京BABYLON 2》の主題歌でもあり、《バビロニア》セクション納得。

【14 Vision】では、『約束』のキーワードで松BOWと、(最近では)最前列の真ん中のファンが指切りするのがお楽しみとなっていたのだが、今回は松BOWが『前に来たら良いんじゃないかな』と複数の観客を誘導→複数と指切り♪
その中には私も含まれており、松BOWとだけじゃなく、ファン友さんとも指切りしたのが、ハッピーを分け合っている感じと、わちゃわちゃした感じが楽しくて、なんとも言えない幸せを感じた。

《Section6 エリア51》
このセクションは【16 Top Secret】からスタート。
この曲も、そう滅多に聴ける曲ではないので、テンション上がる!
(ちなみに、ライブでのみ歌われると言う3番は聴けず、またいつかの機会に)
ここで松BOWが『今度は宇宙まで行っちゃう?』と、【17 Star】へ!
楽しい!とにかく楽しい♪
曲が終わると【18 Mysterious Stranger from Mars】のイントロ。
大好きな曲なのでテンションますます上がる!
ここで松BOWのアナウンス。
『ようこそ《松岡英明☆宇宙観光ツアー》へ。この後我々が目指す場所は……火星です!』
会場バクハツ。
この曲の歌詞の世界観、トランス感あるアレンジは、行ったことのない火星へとあっという間に連れて行ってくれる。
また、vijonさんのステージが近未来を思わせる作りで、この曲にもピッタリ。

最高に盛り上がって本編終了。
松BOWが『皆さんにはここで降りてもらいます』なんて言うものだから、会場『ええーっ!!』
どよめきと笑いを背に、松BOW退場。

アンコール《Section7 アトランティス》
いよいよ旅も終わり。
アンコールの拍手と、『マツボー』コールがしばらく続いたあと、松BOW登場。
(火星に置き去りにされたかと。迎えにきてくれました笑)
グリーンヴェルヴェットのジャケット、襟には金の刺繍入り。羽飾りのついたハット、そしてレースのアイマスク。
(とってもお似合いでした❤︎)
昼公演にはアイマスクはされておらず、夜公演のみの装着。
(ファン友さんによると東京公演でも夜公演のみだったそう。ミステリアスなアイマスクだし、夜公演限定にされたのかな、などと。やはり昼夜公演どちらも参加せねば!)
デビュー37周年記念ライブだけあって、衣装も豪華。
素敵過ぎるお衣装で【19 秘密の7つの夢】
vijonさんの美しい音響で、ノスタルジックな楽曲と松BOWのヴォーカルが、さらに胸に沁みる。
ここでアイマスクを外し、デビュー37周年を迎えたこと、そして、次に歌う楽曲がデビュー曲であることを紹介し
【20 Visions of Boys 2020】
17歳の時に作った楽曲って、何度聴いても驚くし、出会えたことに感謝する。
新たなアレンジとなって、新たな感動を与えてくれることにも。

〈突然のプレゼントコーナー〉

渾身のパフォーマンスで燃焼しつくしたかのように、ステージ上で間を置く松BOW……にしても長い。
と、思っていたら『プレゼントコーナー!!』と、いきなりのタイトルコールに笑ってしまう。

今回は、これまでのプレミアムチケット(素敵な松BOWのお写真がデザインされたチケット)が賞品とのこと!
松BOW VS 会場の観客の皆さん
ジャンケンバトル!
昼公演は確か勝者が決まった記憶があるのだけれど、夜公演は会場全敗で、そのうちに【21 Wonderland】のイントロが流れ出し、プレゼントコーナーを中断してWonderlandへの旅へ出発!
冒険の旅の締めくくりで最高潮に盛り上がり、幕を閉じた。

〈終了後のMCと告知コーナー〉

インストゥルメンタル曲を2曲含む全21曲のセットリストを駆け抜けた松BOW(凄い曲数!)は、ご自身も、ライブをしているだけなのに冒険している気分で楽しかったとMC。

そして、現在、未来が不安なこともたくさんあるけれど、この世界でワクワクするWONDERはたくさんあり、そんなワクワクを探す冒険の旅に、僕と一緒に出かけましょうと締めくくった。

いつもパワーを貰えるライブだけれども、37周年を迎えられた松BOWに、改めて、大きな愛とパワーを貰った。

今回の冒険の旅は、ファンタジックな世界を旅した。
ファンタジー(幻想)というのは、リアルな地に足をしっかりと下ろしてこそのファンタジーとおっしゃったのは松BOWだったかな?
配信アーカイブを視聴していると、『楽しい』の他の要素も仕込んでいることを感じるライブだった。

改めて。
長く活動を続けて下さって
本当にありがとうございます。
今後も、心の羅針盤が指し示す方へお進み頂きたい。
どうか、その先に光溢れる景色がありますように。

と、感動した感想でブログを閉じたいところだけれど、スタッフの藤沼さんとの人気コーナーの『告知コーナー』も忘れてはいけない。
藤沼さんがスケッチブックに描かれた、12月からなんと2024年の2月までのスケジュールをどどん!と発表!
早めの告知ありがたい!

12月はなんと言ってもお誕生日があるし、クリスマスも。
1月の東名阪ツアーや、2月のバレンタインLIVEと、寒い冬も吹き飛ばすようなワクワク楽しい告知……ではあるけれど、お二人の掛け合いも回を重ねるごとに面白くて、そちらも楽しい告知コーナー。
藤沼さんの『2月といえば?』の問いに、松BOWが膝を指して『ニー!(knee:膝)』と答えたのが、松BOWらしくて笑った。
ジワるファン続出だった。
この回の告知のトピックス♪
いつもながら、最後の最後まで楽しませてもらった。

(プレゼントコーナーの続きも行われました。
勝者の皆さまおめでとうございます♪)

〈サイン会 チェキ会〉

昼公演のみ参加(サンダーバードの終電が早い時間なため)
グッズを購入すると、サイン会に参加でき、なんとお話もできちゃう!
ちょうどターナーの絵を鑑賞したばかりだったので、そのことをお話させて頂き、少しターナーの絵についてのお話も伺いました。
(とても意外なお話。少々調べが必要かなと思うので、いつかの機会にご紹介します。)

購入したグッズ
チケットデザインのポストカードとステッカー
(デザインめちゃカッコ良い!仕込んであるもの探しも楽しい♪)
《The One SP Online Edition #03》(Blu-ray)
《The One 2nd Season #01+》(CD)

アクスタはデビュー35周年の際
発売されたAnniversary Boxに同梱
CLAMP先生描き下ろし♪
37周年記念ライブで
デビュー当時のお衣装を
お召しになった松BOWと
ツーショット撮るなんて
デビュー当時松BOWに
夢中になっていた頃の私が知ったら
どれだけ驚くだろう

チェキの横は、vijonさんの投げ銭企画のひとつ
『サイン入りバックステージパス』
配信視聴(アーカイブ)とともに毎回の楽しみ♪


〈新しいアイテム♪自由ノート〉

自由になんでも書き込んで良いそう!
ライブの感想や、ファン同士の交流の場としても使って欲しいとのこと。
SNSと違って、特定のコミュニティ内でだけシェアできるの良い。
色んな使い方ができそうで楽しみ♪

松BOWとスタッフさんで考えられた素敵なアイデアに感謝。

次回のライブも楽しみにしています♪

レアなひらがなサイン!
松BOW直筆メッセージ❤︎

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