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優先座席問題

〘名〙 他に先んずること。また、他より先に行なうこと。他をさしおいて先に扱うこと。

出典 精選版 日本国語大辞典

優先は優先であって、専用ではない

優先の意味を、優先的に使用すると捉えるから優先座席を譲らない者が悪だとなるのではないか?
決して、言葉遊びではなく”優先的に譲るべき座席”と捉えるとどうであろうか?
我先にどうぞどうぞと、ともすれば国民的伝統芸能である、ダチョウ倶楽部状態になりはしないだろうか?
何故なら、”他を差し置く”必要があるからだ
他に差し置かれなければならない!と捉えるから腹も立つ

冗談の部分はさて置き、私は優先座席が空いていれば普通に座る
”専用”ではないからだ
ガラガラなのに積極的にそこに座りもしないが、用意された座席に座らない意味もない
他でも書いたが、私は周りを気にしすぎる位しているので優先席に座って、立っている乗客が居る状況では基本的にスマホもしていない
常に立ち上がる準備をしている

だが、目に見えない分からないが必要としている場合もあるだろう
本当はそこに座りたいのに座れない
私も見た目には健康体(デブ)だが、腸が弱いのでしょっちゅう下している
涼しい顔しながら、グルグル言わせている
痛い時は座りたい時もある
ならば、常に必要としている以外の人は空けておくべきで、座っている人は須らく必要としている人だ、と言う共通認識が必要だ

こうなると、もう医療機関が公式に発行する「優先席使用証」の様な物が必要だ。民間の車いすマークだ、ヘルプマークに赤ちゃんがいます、等は証明にならない。
もう、複雑化して面倒ばかりになる

では、気遣いを教育しよう!今どきの若い者は気遣いがなっていない!
と言う風潮もあるが、一概にそれは正解だと思わない
何故なら
「年寄扱いするな!」と怒る先輩方や
「お腹が大きい女性は全員妊婦認定」が失礼極まりない時もあるからだ
せっかく、良いことをしているのに怒られるなんて、嫌だし恥ずかしい
だったら静かにしておこう、となっている

これには、簡単な啓蒙活動が可能だ
「譲られたら必ず譲られましょう」だ
ありがとう、と一言だけ言ってあれこれ言わない
相手が何故譲ったのか、どう勘違いしたのか?そんなの関係なしだ
これが浸透すれば、優先座席など作らなくてもいい

積極的に座っている人が前の人に譲らなくてはいけない座席
くらいにしておけばどうだろう
面倒な人はもう座りたくもなくなるだろうし、それを厭わない人には何でもない

そもそも、譲り合いの精神があれば、何の問題もないのだが
そして、譲られた側も本意でなかったとしても、またその気持ちをこらえるのも譲り合いだと思う
「べき」論は結果自分の首も絞めることになる


自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…