コロナ騒動で気付いた事

今、世界中でコロナウイルスが猛威をふるっています。毎日毎日、コロナ関連のニュースを目にしますが、僕にはあまり関係のない事だと、数週間前まで思っていました。ですが、どうやら関係ないでは済まない事態になっているようです。

僕の住んでいる場所は離島で、田舎なので、世間とはソフトに隔離されていて、ニュースを見てもあまり実感が沸きにくいのですが、人は毎日行き来しているし、もし感染者が出たら、その情報は瞬く間に島中に伝わります。そうなったら間違いなくパニックになるし、今の生活は間違いなく崩壊します。それは今日起きるかもしれないし、明日起きるかもしれない。そんな想像力すら僕はもっていなかったんです。

数週間前に、民宿をやっている友達と電話で話していたら、コロナの話になりました。僕は地元の人相手の飲食店をやっているので、売上にはそれほどの影響はなく、その時はわりと軽く考えていたのですが、民宿はかなりキャンセルが入っているみたいで、前年同月比で半分以下になりそうだとのことでした。それを聞いて、途端に不安になりました。僕にも同じ事が起きないとも限らない。一人でお店をやっているのならなんとでもなると思いますが、二店舗あるので従業員が数人います。売上が半分以下に落ちて、何ヶ月も耐える体力はもちろんありません。自分が立っている場所が思っていた以上に脆いということ、そして、従業員の生活を背負う覚悟ができていたつもりが、実はできていなかった事を痛感しました。

今、不安で眠れない日々が続いている中で、これからどういったアクションを起こしていくべきか考えています。もちろんそんな簡単に名案など浮かびませんが、考えないといけない。逃げ場などないんです。

とまあ、ネガティブな事をツラツラと書きましたが、良い事もなかった訳ではありません。それはこんなご時世にも、お店に足を運んでくださるお客様がいらっしゃると言う事。それがどれほどありがたい事かと言う事を改めて感じています。平和な日々が続くと、感謝の気持ちを忘れがちになってしまいます。これは本当にいけない事だといつも思うのですが、忘れてしまうんです。それを痛烈に思い出させてくれました。

感謝の気持ちを忘れずに全力で仕事すること。

考え続ける事。

未熟な僕がやれる事はこの二つでしょうか。

この先世界が、日本が、どうなっていくのか見えませんが、大きな転換点である事は間違いないと思います。どんな未来が待っているのでしょうか。そこで楽しく笑って過ごせているかどうかは、もちろん自分次第。と言うことは…やれる事がもう一つありました。

今を楽しく、笑って過ごす事。

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