棋譜添削 対右四間

棋譜はこちら↓


27手目

ここは45銀の玉頭銀のチャンスがありました。
対エルモだと玉頭銀はかなり刺さります!
自分が右四間側持ったことも何度もありますが、33銀と上がるようでは右四間失敗なのでかなり受けづらいです。
また、34銀と進出した後も香打などと合わせてエルモの弱点の玉頭を攻めることが出来ます。


エルモの23の地点は受けが難しい。56銀と出る形の四間飛車なら積極的に狙っていきたい


45手目

ここは同桂の一手です。77角成と馬は作られますが駒の損得としては五分。
成桂を活用されて駒得を狙われるのが一番避けたい展開ですね。

自分なら77同桂同角成66馬と歩を払う展開が読み筋になります!

飛車を取られても次の55角打ちなどを狙って先手になりますし、自陣も馬が手厚いので隙がありません。

相手に有効な飛車打ちも無くこうなれば振り飛車ペース。
エルモは横の攻めに強いのでむしろ飛車より馬で攻めていくことも多いです。


59手目

ここは68飛で我慢でしたね。73銀成の楽しみも残っていますし、67同金と形を乱されながら飛車を取られるかなり味が悪いです。


61手目の局面とこの図では自陣の堅さや隙の無さが違う。


本局の一番のポイントはここからの構想力勝負だと思います。馬は作られていますが駒の損得は無し。
 どういう方針で攻めていくかの分岐点ですね!

自分ならここから64角同馬同歩、のような進行で飛車を活用していく感じですね!

中終盤までほぼほぼ互角の進行で行けたので序盤の駒組や受け方は問題ないと思いました!


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