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【ふと読み返したくなった、シュナの旅】

たぶん、この本を手にとったのは15年前ぐらいになると思う。その頃から私は宮崎駿さんが描く世界観が好きだった。(パン屋になったのももしかしたら「魔女の宅急便」の影響を受けてるのかもしれないなっなんて。)
読み返したくなったきっかけは、小麦を種から育てることにチャレンジしてみようと思ったからだと思う。頭の片隅に「シュナの旅」の中に出てくる金色の種の記憶が残っていたのかな。

「シュナの旅」大まかなあらすじ
時から見捨てられた貧困な国の王シュナが民を飢えから救済する為に金色の殻に包まれた生きた麦の種を探しだす旅にでる。旅は苦行が続き、生きる為に殺す。それでも、ようやく出会えたのは死んだ種。シュナが生きている金色の種のありかを老人に尋ねると「人はかつて金色の種を持っていたみずから収穫し、みずから種を播きみずから生かしたものだったがいまは種は神人しか持っていない人は人間を神人に売り死んだ実をもらうようになった」と言われる。シュナは死んだ麦と引き換えに売られる少女を助け、真実を確かめにそして生きた金色の種を求めて旅をつづけ、衝撃的な真実を目にする事となる。

畑をやる人がいなくなり、種を手にすることができなくなってしまったら、、、シュナの世界では人が神人に売られる。種の貴重さをとても感じられる一冊で、今手に取り読み返す時だったなと思う。

10月下旬にぐらいから、初めて小麦を種から育てます。自然栽培で育てられた貴重な種を分けて頂いたので、繋げていける様に大切に育てたいと思います。はじめてのことだらけで模索する年になると思うけど、「シュナの旅」を読み返してあらためて大切なことをはじめるんだって気持ちになりました。

2021年こむぎ会議がはじまります。
やってみて見えてくること感じることが沢山あって、体験が人となりを育んでいくのかな、日々成長していきたいなと思ってます。

KAz

#こむぎ会議


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