マガジンのカバー画像

令和時代の新しい幸福論

25
私の思う現代女性の生き方/考え方をまとめています。
運営しているクリエイター

#パートナーシップ

結婚したくなかった私が、ゼクシィに掲載された話。

年を重ねるにつれて中途半端なこだわりなんか持つもんじゃないなあと思う。そしてそれを公言するのは尚更やめたほうがいい。後々手のひらを返す時にバツが悪いからだ。私はお恥ずかしながら、散々手のひらを返してきた。 19歳で一生処女を守っていくと決めたのも、20歳で絶対タバコは吸わないと思っていたのも、社会に出てからは結婚はしないし、仮にしたとしても結婚式なんかあげない、子どもなんて欲しくないし、きっと可愛いと思わないだろうと決め付けていたのも。 そういうのを公言している手前、『こ

専業主婦になって“家族はチーム”が腑に落ちた

ついにロンドンに引っ越した。 1年前の今頃は京都に帰省し、ちょうど妊娠2ヶ月目で妊娠の報告を家族にしたんだった。食べづわりがはじまり、お腹が空くと気持ち悪くて耐えられないなか、うだるように暑い京都を夫と2人で散歩した。アカツキコーヒーのレモンパフェ、かねよのきんし丼なんかを食べ、南禅寺の水路閣を見に行った。あれから1年経って私たちは3人家族になった。 妊娠からはじまったプロジェクトの完結2020年8月15日16時過ぎ、ヒースロー空港で娘と夫を会わせた瞬間、この1年にも及ぶ

離れて暮らすうちに”夫婦”がゲッシュタルト崩壊した

ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独: Gestaltzerfall) とは、知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。 ※ 昨年の11月に夫をイギリスに見送ってから9ヵ月会っていない。離れていても関係が薄まらずに続けていられるのは”夫婦”という肩書があるからだ。恋人ならそうはいかないかもしれないが、私たちの夫婦関係は法律によっ

「自立した個人として、一緒に人生を歩む。」“事実婚”を選んだはあちゅうさんが築くパートナーシップのかたち

7月15日、作家・ブロガーのはあちゅうさんがセクシー男優のしみけんさんとの結婚をTwitter上で報告。大きな反響を呼び、ふたりが選んだ「事実婚」というパートナーシップのかたちに注目が集まっています。 「事実婚」という言葉の輪郭のイメージがあっても、具体的に法律婚とどう異なるのか、その実態を知らない人も多いかもしれません。筆者もそうでした。 事実婚が法律婚と大きく違うのは、入籍はしないため同じ戸籍に入らず、同姓にならないこと。ほかにも、税金面での配偶者控除は対象外となり、