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令和時代の新しい幸福論

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私の思う現代女性の生き方/考え方をまとめています。
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#出産

離れて暮らすうちに”夫婦”がゲッシュタルト崩壊した

ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独: Gestaltzerfall) とは、知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。 ※ 昨年の11月に夫をイギリスに見送ってから9ヵ月会っていない。離れていても関係が薄まらずに続けていられるのは”夫婦”という肩書があるからだ。恋人ならそうはいかないかもしれないが、私たちの夫婦関係は法律によっ

出産直後 私は人生で最も幸せで夢のような5日間を過ごした。

出産後、3週間が経った。 授乳服の胸元の縦に入ったスリットから、四六時中乳首が突出している生活にも慣れてきた。気づけば大体一日14回くらいは授乳しているので、出しっぱなしが効率がいい。授乳は楽しい。一秒でも長くこの時間が続いてほしいとすら思う。 この感覚を忘れてしまう前にnoteに書かないと、とはやる気持ちと、 いや今はこの生まれたての赤ん坊との時間を大事にしたい、1秒だって長く触れていたいし、目をそらしたくないという気持ちとの間で揺れていた。 気づけばこの記事を

母ではなくて、親になる

娘は2900gになった。3週間前は2200gだったから猛スピードでデカくなっている。もし予定日に出てくるのであれば3000gは超えてきそうな勢いだ。 予定日が早生まれと遅生まれのハザマということもあり、”できるだけ4月2日以降にでておいで!暗くて窮屈かもしれんけどあと2週間の辛抱や…”と、毎日おなかに声をかける。早生まれだと苦労するのかもしれない。大人になれば大した話じゃないけど、小さい頃の約1年の差でほかの子と比べて、体がちいさいだの、できることどできないことが明瞭だの、

女の人が自分のためだけに生きられる時間は案外短い。

もともと記念日というものに無頓着な性分だけど1年前の2月23日、新天皇の誕生日であれば当分、結婚記念日は自動的に休みになるという打算的な家人の提案で決まった入籍日。同じ日の午前中、なんとなくプレ花嫁の気分を上げてみようと三宿の個人サロンへドレス試着に出掛けたんだった。 今思えばあの時はあの時で、結婚に向かう気持ちや自分なりの納得感を得るのに躍起だった。こうやって一年経ってまた違うフェーズになって、なんやかんや家族や親友に「結婚式なんてな、自分の幸せみに来い!ってな、わざわざ