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「その女、ジルバ」の描くリアルさに救われる

ネット記事を見ていたらですね、とある一文が目に入ってきまして。
「その女、ジルバ」と「逃げ恥」のスペシャルドラマを対比?させて書いている記事だったんですけど。

「逃げ恥」が“持てる者のドラマ”だと感じた人は少なからずいたようだ

わかる!
わたしも「逃げ恥」のスペシャルを見てそう感じた一人です。

「逃げ恥」自体はとても好きなドラマですし、スペシャルドラマも、ものすごく楽しみにしてました。
みくりの妊娠•出産•育児が主軸。
で、悪阻の辛さや育休について。育児について。うん。普遍的で、きっと共感した方々がたくさんいらっしゃるはず。
でも…これは全て「幸せ」の上にある辛さや苦労ですもんね。
日本人の中に根強くある「普遍的な幸せ」
この、「普遍的な幸せ」を易々とは手に入れられない、“持たざる者”がたくさんいるのです。

“持たざる者”に寄り添っているのが「その女、ジルバ」なのだ。

そうだなぁ、と思います。
池脇千鶴さんのあのリアル過ぎる悲壮感。やり過ぎてない。リアルな感じ。
みんながみんな、40くらいになったら結婚して子供を産んでるわけでも、独身ならバリバリ働いているってわけでもない。
不安を抱えながら生きている。
「その女、ジルバ」はその不安をひととき和らげてくれたり、何でしょう、ふと同志を得たような気持ちになったり、時には(いやな言い方かもしれませんが)わたしはまだまだマシなのかもしれない、と思わせてくれたり。

4話のラストは胸に迫るものがありました。すみれちゃん…!江口さんの演技、良い。

次回も楽しみです。

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