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嵐山邸宅 儘 (MAMA)

大阪は北にある豊中から車で1時間。懐かしい道を車で走りながら渡月橋のある嵐山迄向かった。今回の目的の宿は「儘(MAMA)」である。どこかの雑誌かで見た記憶。思い出すか思い出せないかの瀬戸際であった。大半は思い出せないことの方が多いが、今回は思い出せたのだ。バンザイ。

オブジェ

儘はレストランと併設した宿泊施設。元々は阪急電鉄の保養所だった場所を改修して作られたらしい。土間コンクリートの床は空間を引き締める。入口い置かれていたオブジェがとても素敵だった。

部屋の内装

本当はプライベートガーデンがある部屋に宿泊をしたかったけど、残念ながら埋まっていた。とはいえ、十分すぎるほどに今回の部屋にも満足をした。落ち着いた佇まいをつくっているのは、適度な自然素材なのだろうか。居心地が良い。

壁紙に使われた和紙。むき出しの梁。自然素材を要所で見せるのは「儘」というコンセプトから来ているのだろう。どこか優しく、素朴さを感じるこの部屋には素材の触りを感じさせてくれる。

ピーターアイビーの照明

ピーターアイビーの照明が自然光を取り込んだ空間で良くも悪くも目立っていた。勿論かっこいいんですが。

柳宗悦の鏡だろうか

至るところに散りばめられた名だなる作品は自然に溶け込んではいるが、少し存在する力の強さが目立つ。

シャワールームは洒落ていた

宿泊してよかった。渡月橋からも近くすぐに観光に、遊びに行ける。宿は部屋だけじゃないなと思わせてくれる。嵐山という場所に溶け込んだ良さがある。京都の八坂神社の近くには好きな宿SOWAKAがあるが、SOWAKAのようなラグジュアリーではなく、ここはもう少し小さくひっそりとした素朴さに豊かさを感じる場所に思える。

儘という言葉を感じられる素敵な空間でした。

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