最近思うこと

(前置き:これは個人の思想であり、特定の何かを代表するものでも、特定の誰かを代弁するものでも、特定の何かを貶したり咎めたりするものではありません)

 ボカクラに行くとき、映画館に行くのと同じような感覚でいることが多い。良い音楽と良い映像で構成された、リアルタイムでそのときにしかできないものを鑑賞できる(しかもカジュアルに)、良い空間だと思う。
 ただし、こういう感覚なのは自分くらいなんだろうなというのが最近の悩みであり、世との乖離を感じる部分である。

 映画と言っても大別すると『普通の映画』と『応援上映』の2種類のように思う。普通の映画は、まあ、普通の。応援上映はいわゆる声出しOKみたいな?行ったことないんですけど。(論理の破綻)
 で、まあ自分は普通の映画を観に行きたいんですよ。普通に。音楽と映像を楽しみたいから。友達もいないし、1人で楽しんで1人で帰るが常。
 逆に応援上映は行かない。大きい声出すのあんまり好きじゃないし。コールとかあんまり分かんないし。ペンライトを持つとアレルギー発症しちゃうし。あと友達もいないし。あんまり音楽聴けないな〜映像に集中できないな〜って思うから。まあ、メンツ気になるから行ったら応援上映だったね〜みたいなこともままあったりしますが、それはそれで参加している皆さんが楽しそうで、「ボカロって愛されてるな〜」って思ったりなんかして、微笑ましいものでございます。自分はあんまり輪に入れないけど、ボカロ好きなのは一緒だからねぃーと思えるから疎外感も少ない。
 
 最近「応援上映(普通に世間の映画の話ね)のマナーが悪い」ってたまに聞きませんか?クソうるせえとか暴れてるやつがいるとか下品だとか。で、最近のボカクラの印象はそれなんですよ。声出しOKとかじゃなくて、なんか、アナタは何をされてる方なの?みたいな。アナタはボカロが好きなんじゃなくて、大騒ぎすることや、大騒ぎしてる自分に酔って自己アピールすることが好きなんじゃないの?そんなに好きなのに曲は聴かなくていいの?みたいな。もうそれって応援上映の範疇でもなくね?、って思ったりする。音楽聴いてなさそうなんだもん、応援上映でもいいからみんなと一緒に盛り上がる気分で映画観に行くぞ!って足を運ぶのがバカらしくなる。だからそういう感じのところにはもう行けなくなっちゃったな〜、ボカクラ参入してすぐの頃は気になる人がいたら行ってたけど。
 それはそれでいいんですけどね、差別化ができていれば。行かない限り関係ないんで。まあ、これがマジョリティーで当たり前になったらまともに映画観れなくて困るんですが。

 と思ってたらそういう事案があり。
 なんか水族館で朗読会風味の映画鑑賞会でもするんですか?みたいなラインナップのボカクラがあって、それはそれは素晴らしい客層でただただ音楽と空間に浸れるんでしょうねえ…というニチャ顔で参加したんですが…
 なんか一番良いところでザワザワしたり笑い声がする!?なんで!?こんな最高の空間で!?こっちはガチ泣きしてんのに。おい、おれは真面目に映画を観てるんだよ、普通に映画を観られると思ってたのにどうなってんだよ。いくらカジュアルだからって言ったって普通に映画観てる時にシリアスなシーンが来たらなるべく無言で観るよな!?マナー的に。え?そういうのないの?どう考えてもそこら辺の映画よりも泣けるんですが?ボボボーボ・ボーボボを観ます!って告知に書いてあるのに1人だけ真面目にキレてたらおれが悪いけどさ、CLANNADを観ます!って書いてあるんだよ、みんなでCLANNADの未来を考えましょうって書いてあんの。CLANNAD観ようよ。

 みたいなね。

 飽きました。

 ボーボボ観る。

 

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